付け焼き刃の覚え書き

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「小さな国の救世主3」 鷹見一幸

2014-01-17 | 架空戦記・仮想戦史
「英雄とは、条件とか血筋とかそんなもので決まるものじゃありません。ごく普通に生きてきた人間が、人間として当たり前のことをすることで英雄になるんですよ」
 人間にとって、当たり前のことを当たり前にすることこそ難しいのだとリューカ姫。

 敵対しあっていた有力部族を反政府勢力として結集することに成功した龍也だったが、いまだ政府軍との戦いの先は見えず、望郷の念にかられもする。天才軍師だ将軍だともてはやされてはみても、彼は所詮日本の高校生なのだ。
 それでも、できるだけ損害を減らせる和平の道を模索するのだが……。

 3巻で完結しそうだな、でも4巻が出ていたよな……と思っていたら、やはり3巻完結、されど4巻へ続く……というパターンでした。火種は消しきれなかったか。
 ジャンル的に、冒険小説か戦記アクションか迷ったけれど、結局これは「行きて帰りし物語」なんだろうと思い至りました。タンスの向こうの魔法の国でもMMORPGのゲーム世界でもありませんが、確かに普通の少年が異世界へ行き、そして日本人の「普通」を貫いた物語なのです。

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コメント
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