付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「サムライガード」 舞阪洸

2014-01-09 | 学園小説(不思議や超科学なし)
 明治維新が起きず、廃刀令もないまま21世紀に突入した日本。サムライは「身分」ではなく国家公務員に相当する「資格」となってはいたが、徳川家という「家柄」は依然として残っていた。
 高校生・土岐川清海は将軍家の血は引くものの傍系であり、それによる恩恵も何も感じてはいなかったが、そんな清海の前に一人の少女が立ち塞がった。そして、さまざまな事情で継承順位が繰り上がり、赤丸急上昇で彼の継承順位が17位にまで跳ね上がったと告げるのだが、問題はその先だった。
 免許総伝の剣の達人と忍びがツーマンセルで24時間警護に張りつくことになったというのだが、2人とも年頃の少女だった……。

 作者名が舞阪というので静岡の人かと思ったら、本当にそうでした。学生時代にあそこの町役場の資料庫に1週間くらいこもって調査したことがありましたっけ。近くの天麩羅屋が美味かったけど、もう行き方を忘れちゃったなあ……という余談はさておき、面白い。『The Man from ××』というのはサスペンス映画やスパイ小説の定番タイトルなんで、そこから受けるイメージのギャップにまずニヤリ。
 歴史改変で、ボディガードもので、死屍累々のチャンバラ活劇で、学園もので、どこまでが冗談か本気かわかりづらい、感情の起伏をなかなか表さない少女たちとの会話を楽しむ話。シリーズの序としては及第。
 調べたら、とりあえず7巻まで続いて、そこから真シリーズで新展開と。ふむ。ラノベレーベルの文庫は最新刊以外は入手しにくいんですよね。レーベルが多いから、1レーベルあたりの冊数が限られ(それは他の文庫も同じだけれど)その少ないスペースも同じレーベル内の人気長編シリーズにもってかれているという……。

「話が回りくどいのは、わたくしの九十九ある欠点の中の一つでありまして、何とぞ、ご寛恕のほどをお願いいたします」
 幕府警護寮から来た少女、愛生愛香の告白。

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コメント
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