カードのミリタリ学園SFの名作『エンダーのゲーム』を実写映画化したもので、来たるべき昆虫型生命体と人類の戦争に備えてエリート教育を受けさせられている少年少女の物語。
ひとことで言うと「まあ、仕方がない」。
最初の『宇宙戦艦ヤマト』の映画を観に劇場まで行った時の気持ちに似ています。あんなすごい作品をよくぞ映画にしたものだ。でも、時間内に収めるためにあれこれ端折ってしまったよね。その端折り方がなんかモニョるなあ。
それで地球側のエピソードが端折られたので、ピーターは単なる暴力的な若者で、ヴァレンタインは優しいだけのおねえさんにしか見えなくてショボン。そもそも6才で親元から離された子供がストレステストみたいに理不尽な境遇に落とされ、それでも這い上がっていくのを突き落とされそうになり、他の仲間も同じようにストレスで潰れていって、とうとう最後にキレてしまって開き直る……という過程が描けてないかな。そこが本当の意味でのカタルシスを与えるクライマックス。もう、あんたらの用意した、クソ詰まらないルールになんか従ってやるか!……というそこが大事。ストーリーは追っていっても、登場人物たちの心情は追えてませんよ。
でも、バトルスクールのゲームシーンはさすがに見事。映像はきれい。ストーリーはきちんと原作の流れを追っている。まあ、仕方がないよね。
【エンダーのゲーム】【ギャヴィン・フッド】【オースン・スコット・カード】【エイサ・バターフィールド】【ハリソン・フォード】【ベン・キングズレー】
ひとことで言うと「まあ、仕方がない」。
最初の『宇宙戦艦ヤマト』の映画を観に劇場まで行った時の気持ちに似ています。あんなすごい作品をよくぞ映画にしたものだ。でも、時間内に収めるためにあれこれ端折ってしまったよね。その端折り方がなんかモニョるなあ。
それで地球側のエピソードが端折られたので、ピーターは単なる暴力的な若者で、ヴァレンタインは優しいだけのおねえさんにしか見えなくてショボン。そもそも6才で親元から離された子供がストレステストみたいに理不尽な境遇に落とされ、それでも這い上がっていくのを突き落とされそうになり、他の仲間も同じようにストレスで潰れていって、とうとう最後にキレてしまって開き直る……という過程が描けてないかな。そこが本当の意味でのカタルシスを与えるクライマックス。もう、あんたらの用意した、クソ詰まらないルールになんか従ってやるか!……というそこが大事。ストーリーは追っていっても、登場人物たちの心情は追えてませんよ。
でも、バトルスクールのゲームシーンはさすがに見事。映像はきれい。ストーリーはきちんと原作の流れを追っている。まあ、仕方がないよね。
【エンダーのゲーム】【ギャヴィン・フッド】【オースン・スコット・カード】【エイサ・バターフィールド】【ハリソン・フォード】【ベン・キングズレー】