峰部明久と同じくコールドスリープ状態であった妹、朱乃が覚醒した。今が西暦5000年であり、生き残っている人類も獣人ばかりと不安が無いわけではなかったが、明久もこの世界にいるということが彼女にとって何よりの安心だった。
しかし、その明久はルコットと共にニコラ隊長の指揮する遺跡発掘部隊に増援として派遣され、落盤事故に遭遇していた……。
前巻でメインだった宇宙怪獣との戦いや学園パートは今回は控えめ。
完全に続き物の体裁で、この巻としての大きなストーリーというものはなく、前半は朱乃の目覚めと落盤事故、後半は電子の妖精登場篇でミスズの家族話。機動要塞都市アークの巫女ともいうべきエリンシアも、今後の活躍が期待されますが、今後の騒動のネタもちらりほらり。主治医ベルレッタの動向も気になるところです。
『エリアル』のように、１エピソード１話でテレビアニメのシリーズ構成みたいにしても良かったんじゃないかと思いつつ読み終えました。
【アーク・ブラッド２】【方舟都市の巫女】【榊一郎】【倉嶋丈康】【中央公論新社】【強化外装機官】【原種遺伝子回収計画】【ハーレム】【獣人】【遺伝子汚染】【ロスト・テクノロジー】【ヴァンピール】【お風呂場でどっきり】
