付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「グリモワール×リバース2」 藍藤遊

2016-02-13 | VRMMO・ゲーム世界
「俺は、そうだな。浪漫が好きなんだ。こういう、風情や風流、王道、鉄板……浪漫。それが、俺の原点で、到達点って訳よ」
 シュテンはそうリュディウスに語る。
 ゲームの主人公パーティーと出会い、ささやかな手助けをして、彼らを見送る。それってファン冥利じゃないか。

 帝国書院を半崩壊させてヒイラギを救出したシュテンだが、別に帝国と敵対したいわけではないし、魔族に味方するつもりもない。すべては成り行きだ。ただし、モノクルハゲ、てめえはぶっ殺す……と。
 そしてシュテンは次の珠片を探して教国へ向かうのだが、彼らの前に魔王軍のナンバー3、魔王軍唯一の人間にして導師ヴェローチェが立ちはだかる。彼女とてシュテンを殺すつもりはない。自分の部下として引き入れたいのだ。ただし、クレイン、光の勇者は叩きつぶす!
 しかし、ゲームのファンであったシュテンが主人公パーティーの壊滅をおとなしく見ているはずもなかった……。

 モノクルハゲことデジレが単なるバカな敵役ではなく、主人公のライバル、対の存在、ボケとツッコミとして存在感を増していきます。勇者クレインと合わせて主人公3人態勢のような展開になってます。

【グリモワール× リバース#02】【転生鬼神浪漫譚】【藍藤遊】【エナミカツミ】【カドカワBOOKS】【破天荒な妖鬼の爽快・浪漫譚】【モンスター転生】
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする