街道を歩く

今まで歩いた街道、町並み、これから歩く街道、町並みを散文的に紹介

天神山古墳 (熊本県)

2021-08-27 00:10:00 | 熊本 古墳フォトチャンネル

天神山古墳(熊本県)

 

 

訪れた時はこの様にブルーシートが大きく掛けられていた。熊本地震に因るすぐ脇の山の崩壊であろうか、或は豪雨被害にあったものであろうか。どちらにしても当該古墳は相当のダメージを受けていることは間違いない。五世紀初頭に築造されたものと思われ、当時海岸線に近かったであろう。大和連合国の一つであったことだろう。主体部などは判っていないものの築造された時代に近接した向野田古墳が竪穴式石室に石棺を埋葬するといった埋葬施設であったからそれに近いものであったろう。修復されるかどうかはいまだ判らないが・・実行してもらって主体部などが判明すれば古墳自体の背景が判るのではなかろうか。そうして整備保存して見学できるようになればいいな。そうそう、全長107mの前方後円墳で、熊本県下3番目を誇る。

 

天神山古墳位置

菅原神社位置

 

当該ブログの記事は令和3年(2021)8月21日から26日までである。

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椿原古墳 (熊本県)

2021-08-20 00:10:00 | 熊本 古墳フォトチャンネル

椿原古墳(熊本県)

 

 

7世紀前半に築造された方墳である。一辺19mと18mを測る。周囲には環状列石が見られる・・とは言ってもあの有名なものには程遠いのが現状である。この列石もさることながら、この古墳の一番の特徴は横穴式石室の玄門で、馬門石が用いられており、それをコの字形を二つ作り合わせて入り口にしている。所謂、刳抜玄門と言われるものである。また、羨道側壁には線刻画が見られたと言う。周囲にも古墳はあれどもこの様な形式で造られた古墳は見られないので、特異な古墳だと言ってよい。つつじヶ丘農村公園」の一番奥まったところに所在している。遊びに来たらちょっと寄って見て頂きたい。ただ惜しいことに石室を見ることが出来ないのが残念だ。

 

椿原古墳位置

 

当該ブログの記事は令和3年(2021)8月10日から19日までである。

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松橋大塚古墳 (熊本県)

2021-08-09 00:10:00 | 熊本 古墳フォトチャンネル

松橋大塚古墳(熊本県)

 

 

当該古墳所在によって公園が造られている。名前もその通り「大塚公園」である。古墳保存と伝統文化に馴染んでもらい、文化財を大切にするという心を育んででもらえるという一挙両得である。松橋大塚古墳は周溝を持ち、全長79mの前方後円墳で、6世紀の初めに築造されている。主体部は・・横穴式石室なのかな・・現況では判らない。後円部付近にはそれなりの石材かな、散在しているのだが、巨石とは言い難い。うーむ、竪穴式か。 良いところだが、車では行くことが出来ないのでそのつもりで。

 

松橋大塚古墳位置

 

当該ブログの記事は令和3年(2021)8月1日から8日までである。

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大道夫婦塚古墳(女塚) (熊本県)

2021-07-31 00:10:00 | 熊本 古墳フォトチャンネル

大道夫婦塚古墳(女塚)(熊本県)

 

 

この古墳が所在する地域には夫婦塚古墳(男塚 女塚)の2基だけではなかったろう。周辺が圃場整備されているのでこの様な古墳が削平されたのだろうな。まあしかし保存されているのは良いことだ。現況では主体部は判らないが、時代的には横穴式石室だったとは思うのだが、その様な痕跡が見受けられない。築造は恐らく6世紀中頃からではないだろうか。すぐ傍に男塚が寄り添うように所在している。ただ土が盛られている様にしか見えないと思うが古墳だからね。それと説明看板があったのだが強風かなんかで無くなっている。

 

大道夫婦塚古墳(女塚)位置

 

当該ブログの記事は令和3年(2021)7月24日から30日までである。

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大道夫婦塚古墳(男塚) (熊本県)

2021-07-23 00:10:00 | 熊本 古墳フォトチャンネル

大道夫婦塚古墳(男塚)(熊本県)

 

 

この古墳が所在する地域には夫婦塚古墳(男塚 女塚)の2基だけではなかったろう。周辺が圃場整備されているのでこの様な古墳が削平されたのだろうな。まあしかし保存されているのは良いことだ。西側、北側が落ち込んでいて裾が判らないのが現況である。主体部も判らない時代的には横穴式石室を持つのかも判らないが、その様な痕跡が見受けられない。築造は恐らく6世紀中頃からではないだろうか。すぐ傍に女塚が寄り添うように所在している。

 

大道夫婦塚古墳(男塚)位置

 

当該ブログの記事は令和3年(2021)7月15日から22日までである。

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年の神古墳 (熊本県)

2021-07-14 00:10:00 | 熊本 古墳フォトチャンネル

年の神古墳(熊本県)

 

 

巨石石室を持っていた円墳であるとは書かれているのだが・・年の神古墳群1号、2号同様の形式であろう。我々が思うほどの巨石では無いようだが。壊変されてもなおこうして保存されているのは嬉しいことである。また、熊本県で見られる千原桜を植えてくれている。樹齢は50年近くなりそうだぞ。その時期は見応えがあるだろう。被葬者も嬉しかろう。そうだそうだ、6世紀後半から7世紀前半には築造されただろう。

 

年の神古墳位置

 

当該ブログの記事は令和3年(2021)7月6日から13日までである。

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年の神古墳群2号 (熊本県)

2021-07-05 00:10:00 | 熊本 古墳フォトチャンネル

年の神古墳群2号(熊本県)

 

 

先ず車では行くことが出来ない場所にあることを言っておこう。近くには1号墳の案内はあるが、2号墳には案内がない。1号墳同様の造りの様で、複数合葬だったことが判っている。築造についても6世紀後半になろう。巨石古墳と書かれてあるのだが・・どうかな。鬼の岩屋式と言ったほうが的を得ていると思うのだ。

 

年の神古墳群2号位置

 

当該ブログの記事は令和3年(2021)6月28日から7月4日までである。

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年の神古墳群1号 (熊本県)

2021-06-27 00:10:00 | 熊本 古墳フォトチャンネル

年の神古墳群1号(熊本県)

 

 

石室開口部を見て頂くとお判りの様に一枚岩に四角く穴を開けている。内部も御覧の通りで狭い。風雪に耐えることが出来なかったのか両側壁が傾いて、或はひび割れているようで、為につっかえ棒で支えている。合同葬と書かれてあるのだが複数合葬のが判りやすいと思うのだがな。見た目登り窯の様に見えるだろ。説明は御覧の通りだが、案内などと言うものはないに等しい。それと車で行くことは出来ないのでそのつもりで。おっと、6世紀後半から7世紀初めにかけて使用されたものであろう。近くに2号墳があるのだが、案内は無いからそのつもりで。この2号墳も車で行くことは出来ないのでルールとマナーに心がけて頂きたい。

 

年の神古墳群1号位置

 

当該ブログの記事は令和3年(2021)6月20日から26日までである。

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大野窟古墳 (熊本県)

2021-06-19 00:10:00 | 熊本 古墳フォトチャンネル

大野窟古墳(熊本県)

 

 

データベースによると墳長123m 古墳後期 6世紀後半に築造された前方後円墳である。一部盾形の周濠を持ち、広いところでは幅約12mを測る。また、前方部の先端に幾つかの土坑が検出されており、祭祀が行われたものであろうと言われている。また、そこから新羅系の陶質土器も出土しているということから半島との関わりも注目されている。 特筆されるべきは横穴式石室の玄室である。国内最高の天井高で、6.5mを測る。奥には刳り貫き式石棺が安置され、その上部には石棚が張り出し、石棺を覆っている。また、側壁両側には死床が設けられている。 書かれてあるように目を見張るものが目の前にあるのだが・・如何せん地震によって内部に入ることが出来ないのが現状である。いつか復活した暁には再訪し、首が痛くなるほど眺めていたいものである。

 

大野窟古墳位置

 

当該ブログの記事は令和3年(2021)6月10日から18日までである。

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室山古墳群 (熊本県)

2021-06-09 00:10:00 | 熊本 古墳フォトチャンネル

室山古墳群(熊本県)

 

 

桜ヶ丘墓地公苑の背後にある小丘陵に所在する。車では行くことが出来ないので路駐となるので迷惑にならぬよう御注意。 行くと上屋が風雨から護ってくれている様ではあるが・・ 御覧の様に向かって右の二つだが、舟形石棺の身と蓋が並べられている。両者ともに損傷が激しい。 また向かって左のものは組み合わせ式は古式石棺である。内側は御覧の様に朱が塗られている。残念ながら古墳の形状は残っておらず石棺の保存施設のようでもある。説明によれば築造年代を5世紀前半としている。円墳とも前方後円墳とも書いていないな。

 

室山古墳群位置

 

当該ブログの記事は令和3年(2021)6月1日から8日までである。

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