谷川古墳群第1号 第2号 門前古墳出土石材(熊本県)
封土を失った石室が保存されている。所謂、鬼の岩屋式の石室である。八代にも同様の石室を見ることが出来る。当該地域には80余基ほどの古墳が所在したとのことではあるが、現在は20余基ほどが確認されている。しかしながら見学できる古墳は数基である。6世紀半ばから7世紀初めまでに築造されている。少し山手に向かうと私有地内に2号墳がある。ここにはちゃんと説明看板があるので読んで頂ければ有難い。 また、前面道路は狭いので車で来て見学と言う訳にはいかないのでマナーを守って頂ければと思う。
まず先に言っておかねばならないことがある。当該古墳は私有地内にあるので勝手に入って行ってはいけない。道から出来るだけの見学をしないといけない。まあ変人と思われても遺憾ともし難いな。 御覧になってお判りの様に「鬼の岩屋」式の石室である。すぐ手前にこれより大きな1号墳があるが、当該地域に所在している古墳は全てこの様な形式である。まだ多数の古墳があったであろうが同じ形式だったろう。総て6世紀中頃から7世紀前半に築造されたものである。 道が余りにも狭いので周辺に迷惑をかけないよう車ではご遠慮願いたい。
訪れた時はその現物がなかった。恐らくは何処かの展示会に貸し出ししているのかもしれないな。門前古墳は前方後円墳だったのだが、その説明などは無い。現物の写真は八代観光情報ホームページから拝借していることをお断りしておく。この様な装飾は熊本県内や久留米の方でも見ることができることから、相当広範囲に受け継がれているということが言えるものである。
谷川古墳群第1号古墳位置
谷川古墳群第2号古墳位置
門前古墳出土石材 位置
当該ブログの記事は令和3年(2021)3月9日から18日までである。