街道を歩く

今まで歩いた街道、町並み、これから歩く街道、町並みを散文的に紹介

鬼の岩屋虚空蔵古墳 (熊本県)

2021-03-08 00:10:00 | 熊本 古墳フォトチャンネル

鬼の岩屋虚空蔵古墳(熊本県)

 

 

ここ八代では「鬼の岩屋」と言われる形式の石室を持つ円墳が多く所在したのだろう。紹介したように鬼の岩屋1号墳、4号墳も形式は全く同じである。残念ながら手が加えられているように見える。やはり6世紀中頃から築造されていったものと思われる。

 

鬼の岩屋虚空蔵古墳位置

 

当該ブログの記事は令和3年(2021)3月3日から7日までである。

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八代大塚古墳 (熊本県)

2021-03-02 00:10:00 | 熊本 古墳フォトチャンネル

八代大塚古墳(熊本県)

 

 

全長56mの前方後円墳である。といわれてもこの現況では何が何だか判らないと言える。兎に角伐採して八代の歴史を垣間見ることが出来るようにしてやればいいものをと思うのは我輩だけでなく地元の方ではなかろうか。周濠と周堤を持つ・・持っていたというのが正しいのだが。 6世紀前半から中頃にかけて築造されたとする。案内と言うものは無いが道路脇に石碑が建てられているのでわき見運転をしない様に。 周辺には5基の前方後円墳があると言われてはいるが、高取上ノ山古墳(壊変されてはいるが残存している)残り4基は不明である。説明にあるように 長塚、岡塚2号、車塚、むかいやぼの4基だが・・・

 

八代大塚古墳位置

 

当該ブログの記事は令和3年(2021)2月22日から3月1日までである。

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八代茶臼山古墳 (熊本県)

2021-02-21 00:10:00 | 熊本 古墳フォトチャンネル

八代茶臼山古墳(熊本県)

 

 

径48mの大型円墳(前方後円墳であった可能性の方が強い)である。6世紀初めに築造されたものと思われる。案内や説明など全くない。御覧のように基壇を築きその上に盛土をしているように見える。恐らくは封土が削平されてしまっているのであろう。二段築造の様に見える上部には墓が造られていたが全て取り除かれたのだろうな。墓石が地震によって倒され、石材が周辺に散乱している。それだから近づくことは出来ない。横穴式石室を持ったであろう。直ぐ目と鼻の先には八代大塚古墳がある。また、当該古墳の南には高取上の山古墳(前方後円墳 横穴式石室 当地域最古級)が所在する。

 

八代茶臼山古墳位置

 

当該ブログの記事は令和3年(2021)2月15日から20日までである。

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高取上の山古墳 (熊本県)

2021-02-14 00:10:00 | 熊本 古墳フォトチャンネル

高取上の山古墳(熊本県)

 

 

熊野座(くまのいます)神社が建てられているのが古墳の一部である。全長59mの前方後円墳であるが、今は見る影もない。案内など無いし、拝殿前に登ってきても説明もない。八代地区にあっては当該古墳が地域最大級である。八代大塚がこれに続き全長56mである。そうそう、築造時期は5世紀後半から末である。なにせ神社に辿り着くのも難しいかな。 真横に幼稚園があるので子供たちの楽しい声が聞こえるぞ。真横が神社だとは判るだろうが古墳だとは判るまいな。

 

高取上の山古墳位置

 

当該ブログの記事は令和3年(2021)2月10日から13日までである。

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鬼の岩屋第4号古墳 (熊本県)

2021-02-09 00:10:00 | 熊本 古墳フォトチャンネル

鬼の岩屋第4号古墳(熊本県)

 

 

先ずは見逃すこと必至である。見たところでなんじゃこりゃのしろもであろう。これでもきれいに整備されている。現存しているのは円墳の石室石材である。「くずれ岩屋」と言われているのは納得である。正面に目をやると道路向うに岩屋1号墳がある。当時のこの地区はこの様な石室を持つ円墳が多くあったのだろうな。そうそう、6世紀後半の築造だろう。

 

鬼の岩屋第4号古墳

 

当該ブログの記事は令和3年(2021)2月5日から8日までである。

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鬼の岩屋第1号古墳 (熊本県)

2021-02-04 00:10:00 | 熊本 古墳フォトチャンネル

鬼の岩屋第1号古墳(熊本県)

 

 

封土がないので「鬼の岩屋」形式古墳の石室の造りが判るものである。 周辺には大きさは違えどもこの形式の古墳が所在した。今では4号墳、5号墳(民家の庭に在る)、鬼の岩屋虚空蔵古墳が残っているし、紹介もしている(但し5号墳は除く)。築造時期は6世紀中頃から7世紀初めくらいである。この近くには大塚古墳(前方後円墳)、茶臼山古墳(大型の円墳)がある。

 

鬼の岩屋第1号古墳位置

 

当該ブログの記事は令和3年(2021)1月30日から2月3日までである。

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向野田古墳 (熊本県)

2021-01-24 00:10:00 | 熊本 古墳フォトチャンネル

向野田古墳(熊本県)

 

 

熊本県宇土市南西部にある。行ってみるとお判りになると思うがなんの変哲も無く、主体部があった箇所は完全に削られてしまっている。この古墳は4世紀末から5世紀初めに築造されている全長95mの前方後円墳で、現況は前方部が削られている。当該古墳は長さ4mの舟形石棺(大きな一つの石から削り出していて、枕をも設けている)を埋納した竪穴式石室を持ち、この石棺は日本第2位の長さを誇るとともに壮年で華奢な女性一人が埋葬されていた。女性人骨が検出された最大規模の古墳なのである。頭部の左右には勾玉、管玉、耳管が見え、腰の横には車輪石も置かれている。このことは埋葬者が女性を表すことが判っているが、人骨は女性を表していた。更に、妊娠痕(出産したかどうかは別)が見受けられたという。この時代の女性は男性に劣らず、いやそれ以上に活躍していたということである。大分県宇佐風土記の丘にある免ヶ平古墳、大分市の東部にある築山古墳も(両古墳ともとも前方後円墳)被葬者は女性である。他にもあるけれどね。 この記事は写真にも挙げているが、「埋葬からみた古墳時代」(清家 章著)を参考にしていることを言っておかねばな。面白い古墳なんだ。

 

向野田古墳位置

 

当該ブログの記事は令和3年(2021)1月13日から23日までである。

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御領東原1号墳 (熊本県)

2021-01-12 00:10:00 | 熊本 古墳フォトチャンネル

御領東原1号墳(熊本県)

 

 

御覧になってお判りの様にここは大事にされているといってよい。大きな板石で三方を囲み更に大きな板石を天井に載せるという、所謂大きな石の箱を造るのである。そこに木棺、或は石棺を納めたものと思われる。大きな板石を何処から持ってきたのか、無ければ岩塊を加工しないといけないしな。 この様な形式の石室は三号墳(別にアップしている)二号墳(ジョイフル駐車場の裏にあるお宅の庭に在ったが消滅している)が所在していて群を成していた。 また、八代 鬼の岩屋一号四号虚空蔵古墳も同様である。山鹿方面でも方保田古墳石室を見ることが出来る。そうだ、築造は6世紀中頃から7世紀前半であろう。 勿論案内など無く説明もない。道が狭いので車を止めてと言うのは無理だから、決して住民の方々には迷惑をかけずに見学を。

 

御領東原1号墳位置

 

当該ブログの記事は令和3年(2021)1月6日から11日までである。

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御領東原3号墳 (熊本県)

2021-01-05 00:10:00 | 熊本 古墳フォトチャンネル

御領東原3号墳(熊本県)

 

 

御覧の様に見捨てられてしまった感がある。恐らくは小形の円墳であったろうその石材が露出しているのである。手前が開口部であろう。この様な形式の石室は1号墳(別にアップする)2号墳(ジョイフル駐車場の裏にあるお宅の庭に在ったが消滅している)が所在していて群を成している。 また、八代鬼の岩屋1号4号虚空蔵古墳も同様である。山鹿方面でも方保田古墳石室を見ることが出来る。そうだ、築造は6世紀中頃から7世紀前半であろう。

 

御領東原3号墳位置

 

当該ブログの記事は令和2年(2020)12月31日から越年して1月4日までである。

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宇賀岳古墳 (熊本県)

2020-12-30 00:10:00 | 熊本 古墳フォトチャンネル

宇賀岳古墳(熊本県)

 

 

封土が完全に失われ、石室のみが晒されていたという古墳である。それを封土を施し、修復保存したものである。その石室は巨石を用いた石棺系石室と言われている。また、その奥壁には刀掛けの残欠と思われる四角の突起が確認されている。そして線刻、赤色顔料が塗られているという。それで石室を厳重に保存しているのである。築造は6世紀後半から7世紀半ばごろであろう。そうそう、刀掛けと言えば晩免古墳の石棺身内部にも刀掛け状の突起がある。当該古墳は松橋を見渡すことが出来る小山の上に在る。良い眺めだぞ。

 

宇賀岳古墳位置

 

当該ブログの記事は令和2年(2020)12月20日から29日までである。

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