かく乱していることがとって判る。袖石が見えるが対面のそれは無い(片袖なら無いのは当たり前だが、ここは両袖式)。
1号墳整備時に発掘されたが、その後埋め戻されてしまっていた。この周辺を古墳公園化するための発掘が目白押しで、また面白い地域になってくれた。お盆以降が楽しみだな。
また例の彼と戸山原古墳に来た。3号墳の発掘途中である。なにか久しぶりに現場を見るな。
先年から期待していた場所にトレンチを入れるということを聞いて嬉しくなった。また足が向くことになるようだ。
3号墳石室 床石、側壁の一部が見える。墳丘は完全に消滅している。前回発掘時に埋め戻してしまったが、今回は完全発掘で将来的に見学可能になるようだ。銀メッキの耳環が検出されていることは特筆されるべきだな。
戸山原古墳1号(我々が何時も見ている古墳)修復時にトレンチを入れた際に見つけられた3号墳の石室である。
1号と3号では石室のGLが異なるので両者が同時に存在したとすれば墳丘が重なっていたのではないか。前方後円墳に見えたのではなかろうか。本来の形は確認できそうに無いが、円墳であるのには間違いはなさそうだ。前円後円墳に見えたかも知れんな。
久しぶりに例の彼と出かけた。着いたのがここ。読者諸氏はこの姿を見れば名前も浮かんでくるだろうが、ブルーシートの下が掘られているぞ。発掘調査中立入禁止だな。
石室内部 草刈機が仮葬されている。この石組みが正しいかどうかは判らない。左右上に脆弱な石があるのがお判りだろう。
玄界灘沖地震でほうかいしているからだ。ただし、基本的な石組みは守られているようだ。なにせこの石室はプロ集団によって築造されたものだということが判明しているからだ。向かって右の石柱(袖石)が妙に傾いているのがお判りだろうが、これも計算の内だそうだ。