岡山県足守である。あれから5,6年が経つだろう。古き良き街並みを訪ねて月に1度は出かけていた。ここがその最初の場所ではこれから少しずつ紹介していこうと思っている。
高速山陽道をひたすら走り、岡山ジャンクションより左に折れ、岡山総社で降りる。足守川に沿って10分位北上し、左に足守川を渡る。正面にある信号を左に折れると直線道路になる。すぐに圧倒される、いや感動する場面に出くわす。ここが足守である。両の脇に豪勢な建物が威容を誇って並んでいる。すばらしいの一言である。町屋は見受けられず商家が居並ぶ。
本来足守は城下町ではあるが城はなく陣屋があった。それでここは陣屋町なのである。確かに武家と町人は住み分けがされてある。武家屋敷は残っているもののさして目を惹くものではない。当然である。上級武士でない限りご大層な屋敷にはすむことは出来ない。ところが町人は別である。