街道を歩く

今まで歩いた街道、町並み、これから歩く街道、町並みを散文的に紹介

山陽道散策

2008-12-05 07:32:06 | 街道関連

 間口の広い商店がある。当然のように昔からある建物ではない。昔からの建物であれば間口は狭いものである。納税に関わってくるから間口を狭くし、奥行きを潤沢に取る。所謂鰻の寝床である。
 
 見るに昭和30年代から40年代にかけて繁盛したのではないかと思えるが、その時点で時が止まっている様でもある。いや、確実に止まっている。だからこそこうしてのんびりと散策できるのであろう。道の両側に肩を寄せ合って商店が立ち並んでいるのは往時の名残のようだ。櫛の歯が透けた様にして空き地だけが残るがそこは正に鰻の寝床である。
コメント
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