街道を歩く

今まで歩いた街道、町並み、これから歩く街道、町並みを散文的に紹介

山陽道散策

2008-12-08 10:37:23 | 街道関連

 さあ橋を渡る。川の香りが橋上に吹き上がってくる。美味しい空気が鼻腔をくすぐっている。ふと見ると川岸に女の子とお父さんだ。二人で川面を見つめて何か話している。この様な光景を最近見ることがなかったので、ほんの一瞬ではあったが一服の清涼感を味わうことが出来た。この二人を見ることが出来たのは幸運である。

 川を渡ってから少しなだらかな上り坂になる。ここからはこれまでの街並みとは少しばかり趣が違ってくる。これまでは道の両脇が壁のように立ち、頭が締め付けられるような感があったが、これからは大きな建物なのだが、軒は低く大屋根のように三角になっているものだから空が大きく拡がって見えるのである。明るくてよい。
コメント
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