安部山公園バス停折り返しの場所に立つ
「和気清麻呂像」
聖武天皇と光明皇后の内親王だった孝謙天皇、重祚して称徳天皇となる。重祚する前は淳仁天皇に譲位していた。この時である。道鏡が台頭したのである。再び天皇になり(称徳天皇)皇太子を立てずにいたため道鏡を次の天皇にするのかと噂までたったということである。ときに宇佐神宮は道鏡を天皇にせよとご神託があったと告げるのだ。ところがこれが信用されず(称徳天皇は臣下を天皇にということで相当に狼狽したことであろう)、和気広虫(女性)に相談し、その弟清麻呂を宇佐に派遣することにしたのである。果たしてその答えは「無道の人はよろしく早く掃き除くべし」であった。この劇的な一言で全てが変わるのである。道鏡は激怒し、広虫と清麻呂を流罪にするのである。そこで清麻呂は宇佐に流れ着き神託を得この地湯川に到着するのである。しかも猪の背中に乗って。足の腱を切られていた清麻呂はこの地に湧く霊泉につかり足が立ったと言うのである。だからこの後背地である山を「足立山」と言うのである。また、近くには妙見神社(全国妙見さんの総本山)猪が狛犬というのでこれも有名になった。日本を護ったと言っても過言ではない人物がこの地にある時期に住んでいたんだな。