別当塚古墳群(熊本県)
径36m 高さ5mを測る大型の円墳である。主体部は御覧の通り石を板状に割って積んでいる。しかも朱(ベンガラであろう)が塗られており恐らくは魔除けにしたものと思われる。竪穴系横口式石室を持つと言われており、主流となる横穴式石室に移行する段階ではないかと言われている。円墳では古墳時代中期に築造されていることが判り面白い古墳である。
特筆すべきことは割石積羨道をもつ北部九州型横穴式石室として注目されていることである。5世紀初頭に築造されたことを言っておかねばな。
東古墳のすぐ脇に在る。見た目高塚式ではない4世紀も終わりのころに築造されたものとみられている。恐らくは竪穴式石槨の直葬だったのではないか。我輩の感想でしかないので何とも言えぬがその様であろう。人の土地の様で足を踏み入れることは出来ないので悪しからず。
また、その脇には亀原古墳があるがあまりにも壊変されているので・・判らないだろうな。
別当塚古墳群3基が並んでいるが一番西にある円墳である。円墳とは言うものの先ず判明しないだろう。道によって削られ、開公民館の駐車場によっても削られている。当然主体部なんて判らない。
写真を見てお判りの様に・・なんじゃこりゃ・・と思うだろうな。ただね、地区の住宅地図にちゃんと書いてくれてるんだなこれが。これを書いた方を尊敬するぞ。
当該ブログの記事は令和1年(2019)11月4日から12日までである。上記した3基の古墳が別当塚古墳群を形成している。
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