宇賀岳古墳(熊本県)
封土が完全に失われ、石室のみが晒されていたという古墳である。それを封土を施し、修復保存したものである。その石室は巨石を用いた石棺系石室と言われている。また、その奥壁には刀掛けの残欠と思われる四角の突起が確認されている。そして線刻、赤色顔料が塗られているという。それで石室を厳重に保存しているのである。築造は6世紀後半から7世紀半ばごろであろう。そうそう、刀掛けと言えば晩免古墳の石棺身内部にも刀掛け状の突起がある。当該古墳は松橋を見渡すことが出来る小山の上に在る。良い眺めだぞ。
宇賀岳古墳位置
当該ブログの記事は令和2年(2020)12月20日から29日までである。
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