日々好日

さて今日のニュースは

百家争鳴・大山鳴動しネズミ一匹となるか復興構想会議?

2011-05-01 15:46:41 | Weblog
政府は東日本大震災の「復興構想会議」第三回会合を開きました。

今回は今までのメンバーに加えて前の阪神大震災を経験した兵庫県前知事を
喚んで意見を聞きました。

前知事は東北6県と関東自治体が復興に向けて「広域自治復興機構」創設を
提唱し財源無き復興ビジョンは寝言だと酷評しました。

それにしても大きく出ましたね。

早い話が超特区の道州制の様な機構の提案と財源の保障を提言したものだと
思われます。

確かに是だけの災害です、小さな組織を幾つも作って少しずつ対応するより
巨大な権力と金を持つ超法規的特区を設定し隣接自治体と連携して復興事業
を推進した方が有効かも知れません。

しかし現実には其れは理想論で実現させるには相当の事が予想され難しので
はないかと推測されます。
 
日本は被災地だけではないのですよ。

現在被災地の特区指定でさえ、色々の問題で難航して居る状況なのに、道州制
導入に匹敵する自治体構成の再編成等夢の又夢ではないか。

まあ阪神大震災を経験された知事として貴重な意見ですが東北地方には東北
地方独特のやり方があるのではないか?

其れでなくても被災した各県の自我と國の組織の縄張り等で、復興構想会議
そのものがギクシャクして6月の第一次提言が纏まるか危ぶまれて居ると言う。

其れは討議する内容が余りにも広範囲で討議する下部組織の検討部会が先走り
して暴走状態になりつつあると構想会議委員は危惧して居ると言う。

各会合では35名の委員が。災害対策。復興計画。原発問題。エネルギー政策。
さらには文明論まで範囲を広げて多種多様な提案を展開して居ます。

復興会議は政府の干渉を嫌い独自の提言をしたい意向の様ですがこの様な
状況で果たして意見集約が可能か危ぶむ声もある様です。

又其れがどう復興政策に生かされて行くのか今の処皆目不透明です。

兎に角大山鳴動してネズミ一匹なぞにならない様願いたいものです。

いい加減な学校活動放射線基準では?

2011-05-01 09:59:17 | Weblog
どうも日本の原子力関係者に放射線の恐ろしさを理解してないのではと
思われる節がこの頃目立って来ました。

福島電発事故に対する東京電力の対応の拙さ、それに引き回されてしまい
あたふたする政府の無惨な格好。

今回は文科省から小中学校等の屋外活動を制限する基準値の助言を求め
られた、國の原子力安全委員会が、正式な委員会を招集せず簡単に2時間
後「妥当」だと回答して居た事が判明した。

いやしくも國の原子力安全委員会と名がつく機関としては余りにもお粗末
過ぎないでしょうか?

委員会は臨機応変の対応で問題ないと主張していますが、助言までの課程
が記録にも残らず面倒だから國の言う通りで間違いないと言う事で、是では
安全委員会の存在価値がないのではと極言したくなります。

その学校屋外活動の放射線量基準ですが、政府は子供が放射線を浴びる基準を
年間20ミリシーベルト以下に抑えるために、毎時3・8マイクロシーベルト
検出した福島県13の小中学校等の体育屋外活動を1日当たり1時間内とする
事にしたとの事です。

お恥ずかしながら、シロウトには何の事かサッパリ判りません。

何でも国際放射線委員会ICRP勧告では、放射線許容限度は自然放射線や
医療行為を除き年間1ミリシーベルト以下が望ましい。

但し原子力産業の作業員の最大許容量は5年間の平均が年間20ミリシーベルト
以下で、年間50ミリシ-ベルトを超える年があってはならないとあります。

これから言うと日本の児童は原子力作業員並みにしか認めて貰ってないのかと
言いたくなって来ます。

その原子力関連作業員の日本での緊急時最大許容量は年間100ミリシーベルト
となっていましたが、福島原発で事態が深刻化して、とうとう作業員の緊急最大
許容量は250ミリシーベルトに引き上げられたとか。

シロウト解釈ではまるで死ねと宣告された様な感じがしてなりません。

毎時1ミリシーベルト被爆した時1万人に1人が白血病以外のガンになるリスク
があるそうです。
そして10万人に1人が白血病になるリスクが増えるらしい。

又1万7500人に一人がガンで死亡するリスクが増えるそうです。

幼児は大人に較べリスクが3~4倍高く、女性がガンになるリスクは男性より
40%高いとの事です。

是はあくまで統計上の問題で毎時1ミリシーベルト被爆すると言う事は希有の
事でそう心配する事ではないと言われても仲々信用出来ず心配です。

ただ福島の学校の校庭で検出されたと言う毎時3・8マイクロシーベルは単純に
計算して年間33ミリシーベルトになるとか。

どうも単位がややこしくて訳分かんないが、兎に角危険な事だけは理解出来ます。

内閣が任命した原子力専門家の内閣官房参与が幾ら進言しても無視されてしまうと
辞任してしまう始末です。

兎に角現内閣はどうも放射能の恐ろしさを理解しているのか疑わしいと思わざるを
えません。

もっとも何も判らないシロウトに偉そうな事言われたくないと言われそうですが・・・