日々好日

さて今日のニュースは

政府の震災復興組織整理と第2次補正予算先送りについて

2011-05-07 08:05:33 | Weblog
政府は東日本大震災対応の復興組織の統廃合整理を行いました。

其れと同時に10兆円規模と見込まれる第二次補正予算案は秋の臨時国会へ
先送りを検討する方針との事です。

まず震災後次々と乱立し命令系統がハッキリしなかった震災組織を3本部に
整理しました。

当面「緊急災害本部」「原子力災害対策本部」の二本立てで運用し復興基本法が
成立したら「復興対策本部(仮称)」の三本立てで運用する事としました。

今回の大震災は地震津波被害だけでなく、それ以上に福島原発事故が大きな比重
を占め、むしろ此方の方が、放射線汚染や風評被害等で農作物・漁業や、或いは
福島県民等が直接多大な被害を蒙って居ると言われて居ます。

福島原発事故は電力不足を招き、経済や市民生活に多大な影響を与えて居ます。
その対策や、原発事故で強制避難させられて居る被災者救済等々色々派生した
問題解決が急がれます。

差し当たっては10日から開始されると言う原発地域20キロ立ち入る禁止区域の
避難者の一時帰宅問題等があります。

がれき撤去の第一次補正予算は何とか成立しましたが、被災地の街ずくりや原発
事故被害の賠償等今後10兆を下らない第二次補正予算案や第三次補正予算案まで
検討されようとしています。

今回の震災はどちらかと言うと福島原発事故に話題が集中する嫌いがあって、
村落毎壊滅してしまった三陸地方の災害がややもすると軽く見られる傾向に
ある様に思えます。

その為にもシッカリした予算の裏付けのある政府支援が待たれます。

ただ二次補正予算を今国会に間に合わせるには財源問題の目途がなく増税か国債
発行となる可能性があってこれは民主党党内事情とか野党対策で大変厳しく、
かえって内閣不信任案提出や菅降ろしを招きかねないとの判断で秋の臨時国会へ
提出する方針との事です。

其れまでに社会保障と税の一体改革案が6月までに出るか?
いずれ財源問題で増税か債券発行かの選択を迫られそうですが、果たして其れまでに
結論が出せるか、大変厳しいものがありそうです。

何れにしても10兆円は必要とされる第二次補正予算案の編纂は急がれ待ったなしです。

それと、もう来年2012年度の当初予算案の概算要求の時期になってきました。

是もまた、来年度の大事な予算ですので、税制改革や債券発行等についての徹底した審議
がなされるものと思われます。

兎に角、神でない限る出来そうにない色々を難問題を早急に解決しなくてはなりません。

是だけの事をやるには相当の覚悟と器量を要求されます。

でもやらねばなりません。

国難と言われる所以です。

一つずつ確実にやって行かねばならない様ですね。