日々好日

さて今日のニュースは

終盤国会果たして内閣不信任案出るのか?

2011-05-29 08:40:00 | Weblog
菅総理はもやもやした国内の政局から抜け出して久し振り晴れの国際舞台で可成りの
ポイントを揚げ意気揚々とスケジュールをこなして居る様だ。

ドーベルサミット後ロシアのメドベージェフ大統領と会談し、北方領土問題やロシアでの
石油・天然ガス共同開発について話し合ったりした様だ。

したたかなロシアの事、たいした話しにはならなかった様ですが、いつもの様に餌の食い
逃げだけはされたくないものですね。

処で菅首相がドーベルサミット出席中国内はただならぬ雰囲気になって居る様です。

菅首相を待ち受けて居るのは、6月22日までの終盤国会です。

野党は福島原発問題でも菅政権の対応の拙さを追求し政権をガタガタにして、問題の
赤字国債発行法案を人質に、責任を取らせて退陣の追い込む戦法の様です。

何せ赤字国債発行法案が成立しないと折角可決された2011年当初予算の財源4割が
手当出来ず政策の実行が出来なくなる恐れがある最重要法案です。

自民党等はこの法案引き替えに高速道路無料化の見直しや、民主党マニフェストの全面
取り下げを迫って居ます。

菅首相は野党よりむしろ小沢派の動きを恐れ党内が割れる事を心配して居る様です。

自民党はこの動きを上手く利用し衆院で内閣不信任案。参院で問責決議案を6月初め頃
までに提出して、菅政権を参院解散か内閣総辞職に追い込む心積もりの様です。

是に対して民主党内も小沢氏は最後のご奉公で菅首相を引き摺り降ろしたいと不気味な
動きを起こし西岡参院議長等と共に菅降ろしに弾みがついて来た感じです。

一方岡田幹事長等執行部は、内閣不信任案が提出されても全党一致で否決されるものと
確信して居ると楽観して居る様です。

又菅内閣は今国会終了直前に内閣改造を行い延命策を行うのではと言われて居ます。

何れにしても内閣不信任案は提出される確率は高いが、その提出理由等はあやふやで、
党利党略が先行する事が問題なのだ。

それにどれだけの民主党議員が賛同するかも問題です。

何れにしても内閣不信任案が否決されても党内にヒビが入り分党となる恐れが出て来た
ことには間違い無いようだ。

これで日本の政局は益々混迷を深めて行くのだろうか?