日々好日

さて今日のニュースは

衆院復興特別委は原発事故糾弾の場か?

2011-05-24 08:08:20 | Weblog
東日本大震災復興に向けて政府は「復興基本法案」を国会に提出してやっと審議を
始める事になりました。

衆院に遅まきながら「東日本大震災復興特別委員会」を設置し与野党で本格的
質疑が始まりました。

本来は災害発生と同時に復旧復興へ向けて動き出さねばならないが、今回は未曾有
の大災害で、区域が広大でまた被害甚大であるため全貌が掴めなかったため遅れが
出たと言う点は大いにあると思われます。


かてて加えて、福島原発事故と言う二次災害が大きくクローズアップされ今尚終息に
向かってないと言う異常事態です。

今回質問の一番手に立ったのは野党自民党谷垣総裁でした。

谷垣氏は福島原発事故の原因究明を大きく捉えて菅首相に迫りました。

原発に対する海水注入の中断やベントの遅れに対する政府の糾弾を行いました。
是に対し政府は言った言わなかったの水掛け論に終始し肝心の災害復興と言う
大きなテーマーが薄れかけて居ます。

確かに原発事故は大きな問題であるが、今問題にすべきは災害復旧を待って居る
被災者の立場で審議すべきではないか?

ややもすれば原発事故に隠れて被災地復興がおざなりにされるのではとの懸念がある。

今回の震災は何も福島県だけでは無い事が忘れられて居るのではと思えてなりません。

自民党もまずはこの原発で政府を攻めてガタガタにして政権交代で自分たちの復興策を
実施したいとの下心が、見え隠れする党利党略には辟易する。

まずは復興をどの様にして行うかと言う復興基本法案は、今だに与野党の合意が無く
政府案もコロコロ変わる様な状況で、是で果たして復興法案が成立するのか危ぶまれる
状況です。

おまけに菅総理は24日G8出席で欧州に出発、一時休戦となる模様です。

折角被災者のため復興を審議するため設置された「東日本大震災復興特別委員会」です、
早急に被災民の為の審議を開始して欲しいものです。

確かに原発事故の究明は必要である事は否定しないが、クダクダ水掛け論をして居る様な
事態でない事を認識して欲しいものです。