日々好日

さて今日のニュースは

原発20キロ立ち入り禁止区域一時帰宅始まる

2011-05-10 19:58:07 | Weblog
東日本大震災によって引き起こされた福島原発事故で20キロ以内が立ち入り禁止区域
となり、9市町村の住民3000名が圏外に避難させられました。

立ち入り禁止地区の3キロ圏内では、被爆した遺体は運び出される事無く、カラスや
野犬、放置されたイヌ猫が啄んで居ると言うコワイ話しすら流されて居るとか。

全く恐ろしい事です。

今回は住民の要望によって「警戒区域は危険である事を認識し自己責任で立ち入る事」
の同意書に署名した者だけ一時帰宅して必要な物だけを持ち帰る事が許可されました。

まず村の一部が立ち入区域に指定された川内村の該当地区の54世帯92名がまず
今日第一陣として出発しました。

一世帯一人が原則だったが一世帯二名参加の申請があった世帯はそのまま許可されそれに
選ばれたマスコミ報道陣も同行取材が許可されました。

防護服やマスクで完全装備で5台のバスに付き添いの自治体職員と分乗してそれぞれの場所
に乗りつけた。

村落の風景は何時もと変わらないのんびりとしたものであったが一時帰宅する住民等の
異様な風体はミスマッチでそぐわない景色だったらしい。

各人放射線量測定器を首にか掛け自宅で緊急に持ち出す物等をタテヨコ70センチ余りの
薄い45リットルのナイロン袋に入れて持ち出しました。

滞在許可時間はたったの2時間です。

今後何時立ち入りが出来るか判らない我が家の物をどれだけ持ち出せるか大変な事です。

結局僅かの時間に住民はが持ち出した品は貯金通帳や証書、先祖の位牌それに僅かな
身の回りの衣類や思い出の写真等であったとか。

予定通り一時帰宅は終了し帰宅者は全てスクリーニングを受け放射線量のチェツクを受けた

1・4ミリシーベルトから0・6~0・7ミリシーベルトで健康に異常のない値だったとの
説明です。

明日は葛尾村、明後日は田村市一部が立ち入り禁止区域の村落住民の一時帰宅がなされます。

何れも20キロ周辺地域の一時帰宅です。

今後は市町村が全部指定区域になっている区域に一時帰宅となります。

大熊町。富岡町。楢葉町。双葉町。南相馬市等で中には3キロ圏内で今回の一時帰宅出来ない
地域も含まれます。

本当に異常で恐ろしい事です。

今回一時帰宅した住民の感想は防護服は動き易いが、通気が悪く大変熱いと言う事です。
今の時期に是だから夏場の一時帰宅は相当ヒドイく、厳しいものがあって中には倒れる
人も出て来る可能性が想定されます。

又一所帯一人ではどうにもならない事。大人数の移動で時間的ロスが多く、可成り待ち
時間が生じたとか。

今後実施される一時帰宅ではまだまだ改善すべき点が多いとの事だったらしい。

兎に角、福島原発の早急な終息を図り、自分の家に防護服着用なしで、自由に出入り
出来る日が早く来る事を祈らずには居られないと言うのが今回の感想です。



浜岡原発停止で益々逼迫する日本電力事情

2011-05-10 08:33:09 | Weblog
中部電力は政府による浜岡原発全面停止の要請に対し臨時取締会を開催して
要請受諾を決めたと言う。

是で東京電力の福島原発に続き、中部電力の浜岡原発全面停止となり日本
の電力事情は益々逼迫の度を高めて参りました。

浜岡原発は静岡県御前崎にある中部電力の原発です。

1979年から運転を開始し、現在1号機2号機は運転終了して3号機が
定期検査で停止中ですが4号機5号で発電総出力は3600万キロW/H
と言うもの凄い発電力です。

是が東海地震の想定震源区域にあるので、被害を想定して全面休止せよとの
政府の要請を受けた事になります。

中には近くにあり米軍基地からの要請で政府が動いたのではと言う深読み
する向きもあるが満更当たらなくも遠からじと思える節がある。

一応停止期間は防潮堤等、中長期的津波対策が完了するまでの約2年間との
説明がなされたとか。

現在何の問題もない原発を法的裏付けもなく停止させる事は全く異例中の
異例で要請をした政府に対し早速日経連会長等は非難のコメントをした。

日本の中心的企業のトヨタ等がひしめく中部地区で、電力不足が起きる
可能性が出てきた事は、日本経済にとっては大きな痛手です。

又中部電力の応援を頼みにして居た東電や九州電力にとっては、完全に
拒否されて、目論見がハズレ緊急事態になって居る模様です。

これから熱い夏長い夜が始まります。

冷房やテレビその他家電商品等を使う機会が増え益々電力事情は逼迫して
来るのは必定です。

中部電力側は現時点では計画停電や電気料の値上げは行わないが顧客に
厳しい節電を要求して居ます。

是は恐らく他の全国10電力会社も同じ考えでしょう。

ただ現時点で計画停電も料金の値上げは行わないと言う事は、将来は判ら
ないと言う事で、いずれそうなる可能性も否定出来ない事です。

この頃の都内はネオン等が消え随分暗くなって来ました。

どうも活気がなく景気が悪い様で滅入ると言う人。

イヤこれ位の明るさが丁度いいのだと反論する人が増えて来たとか。

間引き点灯等で必要の無い照明は消す。派手なネオン等の宣伝は控える。

電車運行でも路線次第では間引き運転を行う。

各家庭も節電に努める。

これで日本国中協力しあえば、相当の節電に繋がる筈です。

今回夏場所の替わりに国技館で行われて居る力士技量診査場所も随分
館内の照明が消されて居るのが目立ちます。

目下都内は節電励行実施中です。

しかし戦後の停電続きに較べると、簡単な事です。

とは言え電気万能の時代の電力不足は本当に痛い。

一体政府は将来の電力設計をどの様に引いているのか?

行き当たりバッタリ方式では振り回される国民が堪ったものではない。

早く将来の電力設計とかビジョンを示して欲しいものです。