日々好日

さて今日のニュースは

どうなる日本の原発政策?

2011-05-18 09:42:10 | Weblog
現在日本の原子力発電政策は大揺れに揺れています。

日本で稼働していた50基余りの原発が、現在30基位しか実際に稼働していません。

先日政府は将来大きな地震が起きる可能性のある処にある静岡県御前崎の浜岡原発の
4・5号機の運転中止と3号機再開見送りを勧告し。強制的に停止させました。

佐賀玄海原発検査停止中の2・3号機の運転開始は、少なくとも7月以降と言われて居ます。
また落下事故でヤバイ状態で現在停止中の敦賀市高速増殖原発「もんじゅ」の再開も何時か
危ぶまれて居ます。

これら一連の原発問題は今回東日本大震災で起きた福島原発事故が大きく関わって居ます。

福島原発事故はレベル7と言う全く不名誉で法外なレッテルを張られてしまいました。

その原因は杜撰な東京電力の原発管理と事故後の後処理の拙さ、政府の監督不行届きに
尽きると思います。

政府は福島原発事故工程表を作成したが是がまた色々問題が発生し見直しが要求されて居る。

政府が今国会に提出を予定して居た東京電力による福島原発被害賠償を支援する法案も党内
の異論百出で先送りされる事となりました。

今浜岡原発強制停止で原発が稼働して居る自治体からクレームが政府に寄せられて居る。

ご存じ様に原発を設置した自治体には莫大な補助金や交付金が配布されます。
是が逼迫した自治体の貴重な命の水となって居るのも現実です。

が反面住民の命と引き替えの両刃の刃(やいば)となって居るのも事実です。

命と引き替えの施設はイヤだが、自治体の存亡にかかわるならヤムを得ないと言うのは
住民の本音かもしれません。

其処を政府は狙い、次々と国策として今まで原発施設を増やして来ました。
将来は100基規模で日本の電力事情の大半は原発に頼る構想でした。

易いコストでCO2等排気しないエコーの原発は大気汚染削減を国策にしている日本に
とって何よりの依り所でもあった。

しかし今回の福島原発事故で大きく進路修正を迫られて居ます。

早速原発の半数近くも停止して日本国中電力不足が蔓延して是では生産が落ち経済が
失速するのは間違いなと言われて居ます。

日本政府は今後の原発政策をどうする積もりか?
そして新しいエネルギー源を何処に求める積もりなのか?

そして資源は?コストは?方法は?
全て是から解決せねばならない事ばかりで、早急な解決が求められて居る様です。

第二次補正予算先送り前に1兆円追加補正予算を?

2011-05-18 08:42:15 | Weblog
どうもシロウト政権と言われる民主党政権のやる事は先が読めない。

つい先日、第二次補正予算案は財源問題等で野党との交渉不能で内閣不信任案を
出されそうなので、今国会には提出しないで秋の国会に先延ばす意向を表明した
ばかりでした。

処が公明・自民党から被災者支援を先伸ばす様では政権担当の資格は無いと、
攻撃されると、今回1兆円規模の2011年追加補正予算検討してはどうか
と言う事になったらしい。

あくまで10兆円以上を見込む復興の大型補正予算案提出は8月以降になると
言う認識は変えないとの事です。

差し当たって今国会は6月22日までの会期は延長しないで終了したい意向で
ある。

処が民主党の小沢派に近い議員や自民党議員109名が超党派の会合を開き
「国難対処のため行動する民主・自民中堅若手議員連合」結成を誓った。

趣旨は東日本大震災復興や福島原発事故対応のため6月22日までの国会の
会期を延長して通年国会ににするように政府へ働き掛けると言う事です。

また自民公明両党は二次補正予算を先送りで今国会を終了する積もりなら、
条件付きの内閣不信任案提出を検討する構えがあると脅しにかかりました。

みんなの党の渡辺代表も場合によっては問責決議を考えて居る事を示唆して
居ます。

こうして皆で弱腰の民主党政権を叩くのは良い傾向かも知れませんが、問題は
補正予算の財源です。

捻り出すところからは全て捻りだっしてもう何も出ません。

後残されたのは赤字国債の発行です。

今回の1兆円規模の追加補正予算案の財源も赤字国債発行を当てにしての編成
です。

野党は財政健全化が優先されるべきと、赤字国債特例法を否定して頑固に反対し
財源確保がママならぬ状況です。

さて自民党等の野党が、何処まで財政健全化で赤字国債特例法持ち出しに反対
出来るか?

赤字国債は罷り成らぬ、しかし被災者支援や復興は急げと言う事はどだい無理な
話し。

もし自民・公明が天下とっても恐らく其れは無理な事でしょう。

判り切った事が党利党略で優先される政治で泣くのは国民です。

国民から任せられた政治家は、それ相応の働きをして頂きたいものです。