警戒区域一時帰宅は果たして上手く行くのか？

福島原発の第一号原発の周囲３キロ以外２０キロ内の住民一時帰宅は連休明けに
予定され先日その実施要綱が住民に通達されました。

それに依ると帰宅希望者を一所帯あたり一名、防護服着用、放射線計測器持参、
自治体職員引率でバスで移動約２時間の予定とか報道されて居ます。

是について実際一時帰宅が完全に実施出来るか市町村担当者５０名が一時帰宅
実施を前に予行演習を実施して問題点を洗い直しました。

各市町村担当者は指定区域外で放射線防護服やゴーグル・マスク・二重の手袋を
着用し足の隙間等はテープ等で巻いて露出部分を隠すと言う完全防備でまるで
ＳＦ映画の一シーンみたいな格好です。

３台のマイクロバスに分乗し立ち入り禁止の警戒区域に乗り入れました。

何せ危険限度の何ミリシーベルトとか言われる区域ですので当然の装備とは
思われますが、それにしても大変な事になったものです。

直ちに職員の自宅や町役場等から重要書類を搬出したり要望の多かった車の
持ち出しで、放射線量測定とかバッテリーやガソリンの点検を行った。

そのほか放射線測定や無線通信テスト等も行われた模様です。

この一時帰宅は往復時間を含めて４時間で滞在時間は２時間とされて居ます。

実際この２時間で何が出来るかはやってみなくては判らない状況です。

予行演習参加者は全員帰ってきて放射線量を測定したら１４～２５マイクロ
シーベルトで除染作業スクリーニングの必要はなかったらしいが、シロウトには
どれ位が危険か、危険でないか判断が出来ません。

今回の予行演習に参加した人達の感想は矢張り懸念される防護服着用です。

熱くて作業が出来ない、もし便意が起きたらどうしょうもない状況になる恐れが
あるとか、水も取れず脱水状態になる恐れがあると指摘しています。

一応高齢者は一時帰宅は許されてないが相当の体力のある人に限定されそうだ。

色々問題点も出てきたらしい。

場合に依っては一所帯２名参加も検討されて居ると言う。

先にも指摘したが、こんな事やって何が良いのか判らなくなって来た。

命を賭けてまで一時帰宅する必要が果たしてあるのか？

３キロ内の避難者は切り捨てにされ、無情な線引きで家財道具等何処まで
運び出されるか疑問で又不公平な感じがする。

おまけに違反者には１０万円以下の罰金と言う刑罰まで用意されています。

何か基本的に間違って居る様な気がしてなりません。

ビンラディン容疑者の殺害

２００１年に起こったＮＹ９・１１多発テロの事実上の指導者として米政府が予てから
狙って居た、ウサマビンラディン容疑者が米軍の緻密な作戦の元に殺害されました。

なにせ国際テロ組織アルカイダーの指導者殺害と言う大ニュースです。

是を聞いたＮＹ市民は安堵して狂喜乱舞したと報じています。

作戦はビンラディン容疑者がパキスタンの首都イスラマバードー付近のアボタバードの
住宅地の中の邸宅に隠れ住んで居る事を探知して、急遽パキスタン政府には内密に米軍
精鋭特殊部隊のＳＥＡＬＳが急襲して４０分の交戦の末同容疑者や親族を殺害して作戦
終了となった模様です。

直ちにＤＮＡ鑑定等で本人を確認し、遺体はテロ組織に奪還される事を恐れ米艦船で海
に運ばれ水葬に付されたとの事です。

オバマ大統領が生の作戦状況を観ながら殺害の瞬間「ＷＥ　ＧＯＴ　ＨＩＭ」仕留めたと
思わずつぶやいたと言う一言で全てが推測されそうです。

オバマ大統領は「正義が達成された」と手放しで喜び米国民に報告しました。

ただ此の作戦はイスラム教相手でなくあくまで国際テロ撲滅の作戦だと強調する事は
忘れなかった様です。

アルカイダー側は直ちに報復を宣言し、この作戦を黙認したパキスタン政府と米国に
に対し挑戦状を叩きつけ、報復と思われる米軍を巻き込んだ自爆テロが起きたと外伝
は報じて居ます。

イスラムとキリスト教との確執は長い歴史があって中世時代の十字軍戦争から近世の
中近東情勢等我々には伺い知れない深い因縁があります。

確かに国際テロアルカイダーの指導者殺害は国際情勢からは喜ぶべきものであるかも
知れませんが、日本は中近東に大きく関わって居るので単純に米政府に同調するのは
如何なものかとも思われます。

アルカイダーは一時米政府の手駒として便利に利用された経緯があります。

それよりも何よりもアルカイダーは凶悪なテロ組織ではあるが何億人ものイスラムが
ついて居る事も事実です。

被害意識や身内意識は相当高くこれで反米意識が高まったと言う人も居る様です。

宗教戦争になる事を一番恐れて居るのが米政府でしょう。

此処で日本政府が米政府の提灯持ちの様な態度だけは避けて欲しいと思います。