日々好日

さて今日のニュースは

八ツ場ダム建設再開が意味するものは?

2011-12-23 08:24:01 | Weblog
民主党が政権交代してまず上げた公約の一つが「コンクリートから人へ」と云う
ものでその代表的ターゲットに選ばれたのが「八ツ場ダム」工事差し止めでした。

功名心に走る着任早々の当時の前原国交大臣は意気揚々と自民党政権時代に着工
し今将に本工事に着手しようとした八ツ場ダム差し止めを指示しました。

この八ツ場ダムは、群馬県の利根川支流の吾妻川を堰き止め多目ダムを造ろうと
云う計画で地元の激しい反対にあったが代替地移転をやっと受諾した経緯がある。

其処に工事差し止めの指示で現地に激しい反対が起き、次の馬淵大臣が中止撤回
してしまいました。

そして散々協議の末「継続が妥当」との国交省関東地方整備局の結論で工事再開
の決断を前田国交大臣が下した。

この八ツ場ダムは利根川水系の治水の問題や、流域6都道府県の水道水問題等で
多額の出資をさせられて居るので後には退けない状況でした。

その筆頭の東京都石原知事等の強力な建設要望が工事再開になった様だ。

これで面目を潰されたと前原現在の政調会長や民主党マニフェストを守る事
を使命に動く一部民主党員が怒り狂うのは納得出来る気がします。

特に前原氏は今は民主党の政策を牛耳る立場にある政調会長だから厄介です。

無理矢理予算に入れるなら反対する。閣議決定はさせないと可成り強固な構え
を見せています。

またしても野田政権は強固な反対勢力を抱えた様です。

この反対派に配慮し一応工事再開を決断した前田国交大臣は見直しの全国の
ダム工事が中止になったら地元民の生活再建支援する法案の用意がある事を
表明しています。

まだまだ屈折はありそうです。

國の公共事業の見直しも少しずつ破れて行って元の木阿弥となるのかも・・・

國の景気や失業問題を一挙に改善出来る手頃な政策が、國の公共事業である限り
この問題は何時までも続くのではないのだろうか?