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過去最悪の2012年度国家予算案閣議決定

2011-12-25 09:04:53 | Weblog
今年の東日本大災害以来日本の財政状況は殆ど底をつき来年度予算案はどうなるのか
大変注目されて居ましたが、やっと24日の臨時閣議に間に合い2012年度予算案
が閣議決定がなされました。

一般会計については90兆3339億円に抑え過去最大の昨年度予算額の2・2%減
の予算額になった。

ただ基礎年金国庫負担分を先送りして計上して居ない事。
東日本大震災の復興費は別勘定の特別会計にした事。

等で歳出総額は96兆6975億円と昨年を上回る歳出になりそうです。

その財源は税収が42兆460億円。
税外収入3兆7439億円。
不足分の44兆2440億円は国債発行で調達する。
国債依存度は49・0%と殆ど半分近く借金と言う最悪の予算案です。

国債発行内訳は38兆3350億円は赤字国債。5兆9090億円は建設国債。

一応目安とした国債発行額を44兆円台に抑えると言う目標は達成出来たが・・・

歳出内訳は国債元利金支払等の国債費が21兆9442億円。

基礎的財政収支対象経費が68兆3897億円。
目標の71兆円以下に抑える事には一応達成。

政策の費用の内訳は社会保障費26兆3901億円。
地方交付金が16兆5940億円。
文教・科学振興費が5兆4057億円。
防衛費が4兆7138億円。
公共事業費は21兆9442億円。

何れも政策の費用は8%~2%位昨年比で削減されて居ます。

この他に復興特別会計の復興関連予算額が3兆7754億円です。

この額は政府が試算した復興費用は5年間で19兆円。10年間で23兆円。
前半の5年間分は今年の一次補正予算から三次補正予算で15兆円を手当して
居るので今回の復興予算で5年間分を手当した事になります。

2012年度予算案は小細工して帳尻合わせを行い何とか体裁を整えてと言う
印象が強い。

内容的にも実現が危ぶまれる消費税増税を期待して組まれた予算の臭いが強い。

コンクリートから人へと言う民主党の選挙公約はすっかり消え失せて大型公共
事業の復活やバラマキの批判が強い政策なども散見され自民党政権時代の予算案
と何等変わらないと思える予算案の様な気がしてならぬ。

しかし是はやっと閣議決定されたばかりで、厳しい国会討議の中でどの様に変貌
するかは予測困難と言えそうです。