日々好日

さて今日のニュースは

円急落1ドル99円台株価も13000円に

2013-04-09 09:03:15 | Weblog
この処経済界はアベノミクス効果で万々歳の好況が続きます。

外国為替市場等は前週の日銀金融緩和で急激な円安。株高が加速されてきました。

円は一時ドルに対し99円03銭まで急落し3年1ケ振りの安値を記録しました。
此で目標の1ドル100円台も間近と思われる勢いです。

此を受け東証も幅広く買われ日経平均株価の終値は13000円と言う此また4年
7ケ月振りの高値を記録しました。

この調子で行けば15000円台も夢ではないとも思われます。

ただ日銀が新たな金融緩和で、多量な国債買い入れ、価格は上昇し金利は低下すると
言う懸念材料も発生しています。

確かに円安がこのまま進行すれば、輸出増大を期待して株価は高騰間違い無いで
しょうが、一方外国品の輸入に頼る油・ガス・食品等の高騰も心配されます。

庶民にとって幾ら物価が上がっても、収入がそれに追いつかないと何のメリットも
ありません。

アベノミクス政策が富裕層や、國のための政策で国民のためには余り為にならない
と言われる所以が、其処にあるのかも知れませんね。

サッチャー元英国首相逝く

2013-04-09 07:29:34 | Weblog
不況と労働争議が多発して、どうにもならない英国病で疲弊した英国を、救ったのが
サッチャー首相と言われて居ます。

金融分野の大胆な規制緩和・国有企業民営化推進・緊縮財政断行等を強力に押し進め
経済低迷を克服し、英国にとっては将に救世主的存在でした。

競争原理をいち早く取り入れ市場経済路線を定着させ社会構造改革を成功させた首相
です。

現在の日本に是非欲しい人材ですね。

一時日本でも小泉元首相が競争原理導入と構造改革に手をつけたが、日本に巣くう因習
には勝てず中途半端で終わり、現在の様な有様となりました。

またサッチャー首相は反共産主義で保守主義で国粋主義でもあったようですね。

82年のフォークランド紛争では思い切って大艦隊を送り込み力でアルゼンチン軍を撃破
し勝利に導きました。

そんな事もあって信念の人・鉄の女と呼ばれ敬やまられると同時に恐れられました。

揺り籠から墓場までの高福祉政策に大なたを振るいばっさりと削減。
85年台の炭坑ストでは強硬姿勢で労働組合を弱体化させました。
経済自由化推進、国民の自助努力追及を迫りました。
等可成り強行策を敢行しました。

その結果貧富の差拡大・治安悪化と言うマイナス面が出て来ました。

現在英国はEUに一定間隔を置いて接して居るのも多分にこのサッチャー首相の影響が
大ききのではないでしょうか?

欧州統一と言う名の元に英国帝国が屈服するのを潔くとしない英国民の代表として、EU
運営には協力するが、ポンド貨を捨て、ユーロ貨に切り替える意志が無い事を貫く。
しかしEUの美味しい処は頂くと言うチャッカリ屋となりました。

英国王室はサッチャー元首相に一代貴族の称号を与え栄誉を讃えました。

脳卒中で倒れ政界から引退し入退院を繰り返していたが87歳の天命を全うされました。

本当に惜しい人を亡くし一時代が終わった感じがします。

もしこの様な人が日本に居たらもう少し日本もましな國になって居たのではないかと
思われてなりません。

ご冥福を祈ります。