日々好日

さて今日のニュースは

急激な円安・株高は歓迎出来るのか?

2013-04-15 09:45:52 | Weblog
アベノミクスの三つの矢は次々に放されてその期待感で市場は即反応して先日は
100円台間近まで円安は進みました。

此まで円買いは経済危機の緊急避難手段として使用されて来ましたが、米国経済も
先行きが見えて来て、欧州財政危機も問題は残ったが大体の所に落ち着く目安が
立って来て差し迫った経済問題も小さくなり円買いの理由が無くなってきています。

旨味が無くなった投資家は日本政府による為替操作をなじっていますが、体した事
もなく依然として円安が進行しています。

此を一番歓迎して居るのが自動車等の輸出企業や政府です。

円安は両刃の剣で輸出業者に取っては救いの神ですが、国民にとっては悪魔の化身
でしかありません。

円安で一番困って居るのが輸入業者や外国産物品の高騰で製造業者・高い燃料費を
飼わされる電力会社・最後は円高が物価高を呼び生活が厳しくなって来た国民です。

此では所得は少々上がっても却って生活は苦しくなります。

その肝心の所得は円高で儲けた会社は貯め込んで給与等に分配する余裕はなさそう
で政府が目論む所得倍増で経済の活発化は夢におわりそう。

何時まで円安が続くか、判りませんが円の価値が下がる事を歓迎すると言う奇妙な
現象が何時までも続く事は如何な事でしょうか?

また世界経済危機到来で円が買われる事もあるが、しかしその価値が無くなれば
恐らく別の国の貨幣が投機の対象に選ばれる事もあり得る事です。

現在株高と喜んでいるが一部では日本売りが着実に進んで居ると言う噂もあります。

日本の株の旨味が減ったのが原因らしい。

それに気になるのが日本国債が日銀大量買い付けで市場価格が下がり、金利が高く
なって居ると云う事です。

金利が高くなれば資金調達が厳しくなって、支払う金利も増加し財源の安定化に
支障をきたす事にもなってきますね。

それでも政府はミニインフレ政策で念願の脱デフレを図りたいらしいですね。

海溝型地震の後は直下型地震か?

2013-04-15 08:27:27 | Weblog
先日起きた淡路島地震や東北福島地域の地震は直下型地震と判明しました。

地震には「プレート境界型地震」と「内陸型プレート内地震」の2種類があります。

プレート境界型は東北沖太平洋沖地震の様にユーラシャ大陸プレートと太平洋プレート
の境界で起きた「海溝型地震」で大きな津波を伴います。

内陸プレート内地震は「活断層型地震」とも「直下型活断層地震」・「内陸直下型地震」
等と呼ばれ内陸の活断層によって引き起こされ津波は伴わないが、都会の直下で起きる
事が多く大変な被害を出します。

これらは誰もが知って居る常識ですが、日本は先般何百年に1回と言われる様な東日本
大震災を経験しました。

これは典型的海溝型地震で死亡者の殆どは津波によるものでした。

18年前に起きた阪神淡路島大震災は活断層の直下型地震で、この時は家屋倒壊で圧死者
や火災による焼死者が大半を占めました。

現在心配されて居るのは南海トラフによる海溝型地震で何時起きてもオカシクない状況と
言われています。

が今回は淡路島や福島県で直下型活断層地震が起きました。

実は東日本大震災後心配されて居るのが、千葉県一帯から立川断層による関東地方での
直下型の大規模地震です。

大正時代に起きた関東大震災を凌ぐ様な大規模災害が予測されると言う不気味な噂も
あります。

其れと同時に富士山大噴火も予測されるとか。

丸で災害一杯のデパートみたいな日本ですが、残念ながら此が今の日本の実態と言えます。

今回の淡路島地震は震度6弱でしたがそれでも怪我人は5府県で25名。半壊家屋34棟で
一部損壊家屋1933棟と言う被害でした。

震度7以上の直下型地震が大都会で起きたら、関東大震災や阪神淡路大震災を上回る大規模
災害が起きる可能性が大きい。

其れまでに政府が行おうとしている日本強靱化対策が間に合うのでしょうか?

東日本大震災から今だ立ち直れない日本に、神はまだまだ試練を与え給うのか?