日々好日

さて今日のニュースは

アメリカは一体どうなって居るの?

2013-04-19 09:11:40 | Weblog
先日アメリカの上院議員に有毒物質リシンが郵送されたと思うと、また同じ様な有毒
物質リシンが今度はオバマ大統領に郵送されて来たとか。

因みにリシンとは「トウゴマ」に含まれる有毒物質を粉状にしたもので吸込むと青酸
カリ以上の毒で最悪の場合は死に至ると言う恐ろしい物質です。

幸い両件とも事前に発見され惨事には至りませんでした。

処が時を同じくして、米国独立記念日に行われるボストンマラソンで爆弾が爆発して
小さな子供を含む3名の死亡者と175名の負傷者を出す大惨事が起きました。

ご存じボストンマラソンは市民マラソンの先駆け的存在で参加ランナー4万人で沿道
の観客は50万人以上と言われる世界スポーツの一大イベントです。


そのゴール地点での爆発ですから、米国にとっては9・11同時多発テロ以来の事件
として米国中に恐怖が走りました。

直ちにオバマ大統領は此は卑怯な爆弾テロだと認定し緊急対処を要求しました。

ホワイトハウス周辺立ち入り禁止や、空港内での厳重な警備態勢に入りました。

誰が何のため、現在情報が錯綜しハッキリした事は判りませんが、情報では爆発現場に
不審なカバンを置いて立ち去った白人男性の映像を公開し容疑者を捜査して居るとか。

始め此はまたアルカイダの仕業ではと疑われたが、どうも反体制の人達の仕業との
見方が濃厚になって来た様です。

これと同時に今度はテキサス州の肥料工場が大爆発して死傷者が170名以上と
言われる大事故が起きました。

丸で核爆発が起きた様な大爆発であったらしい。

これが爆弾テロとは関係なく工場の失火を消し止めて居た時近くの薬品に引火して
大爆発を起こした模様で今後も消火に手がつけられず薬品の爆発は続くのではと言われて
いるらしい。

丁度タイミングが悪かったと言えば其れまでですが何か険悪な事故・事件が引き続き
起きてアメリカは一体どうなって居るのだとの言う声も出て来た。

この事と関係あるのか無いのか判らないが、コネチカット小学校での銃乱射事件をうけて
は、米国上院で反対54賛成46票で否決されました。

此を受けオバマ大統領は「恥ずべき日」と怒りの言葉を出しました。

米国はまだ銃社会の國で自分の身は自分で守るの精神が今なお活きています。

お国柄とはいえ銃に頼らねば生きて行けない国も大変ですね。

G20日本の円安誘導に釘を刺すか?

2013-04-19 07:03:54 | Weblog
世界20ケ国・地域の財務相・中央銀行総裁会議は今朝行われ明日閉会されます。

今回の会議は日本の円安誘導を警戒する新興国一部の危機感で開催されたのでは
とも思われます。

各国の通貨安競争回避の確認が主目的である。

そう言った意味では結論ありきの会議で、自国の輸出を有利にするため自国通貨を
安くする「通貨の競争的切り下げ」回避する事を確認する名目の会議です。

此はデフレ脱却を目指し、大胆な日銀金融緩和を行い、景気の底入れで円安・株高
を狙い輸出を拡大し景気回復を狙う、アベノミクスを意識して日本に釘を刺すもの
と推定されます。

現在日銀の大胆な金融緩和政策で、日本は円安・株高となって輸出産業に活気が出て
来ました。

処が貿易で鎬を削る中国・韓国・欧米の一部にも日本の円安誘導への不満が相当
溜まって来て居る様です。

此に対し黒田日銀総裁は日本は決して為替市場操作のためではなく、日本経済再生
のための政策である事を理解して欲しいと苦しい弁明で対処する意向の様だ。

日本の円は世界経済が危機に襲われる度に、何故か緊急避難で円買いが進み一時的
利益の確保のため投機のターゲットにされ、円の実力以上で取り引きされて来た。

実際の実力はドルに対して100円前後だと言う説が有力ですが、かって70円台
まで高騰した時期がありました。

為替相場は1円の差額で、商取引が何拾億と言う損得が生じる世界です。

30円も高いと言う事がどれだけのハンディーかは明白ですね。

全く投機の対象に選ばれた円は理不尽ですが、これが経済活動の実態です。

利益をもたらすものに、投機するのは当然の世界ですから。

現在円は98円前後の攻防戦で一時は100円台近くまで円は下落しました。

お陰で輸出は活気を帯びた分野があるが、日本の貿易収支は貿易赤字が続いて居ます。


12年度は8兆1699億円の貿易赤字が出て居ます。

11年度赤字が4兆221億円だったので、前年比で84・8%殆ど倍近くの増となる。

此は欧州・中国経済の減速や、日中関係悪化が大きく影響して居ます。

また円安は、原発停止で火力発電のLNGガス・原油輸入増大等で大変大きな影響を持って
輸入額増大となるマイナスの面が出て来た。

勿論輸入食料や輸入物品の高騰で貿易収支を更に悪化させて居ます。

12年度貿易内容を分析すると輸出総額前年度比で2・1%マイナスで63兆9409億円。

輸入は前年度比で3・4%プラスで72兆1108億円と増加しています。

地域・國別では経済危機のEUへの輸出が半減し、同地域への貿易収支は初の赤字転落。

対中国輸出では9・1%減で11兆3440億円となり過去最高の貿易赤字を記録した。

米国の貿易収支は輸出が10・4%プラスで11兆3963億円と中国への輸出を僅か
ばかり抜いて、辛くも貿易収支は黒字を維持出来た様です。

因みに今年3月の貿易収支は3624億円の赤字が判明しました。

赤字は9ケ月連続で貿易収支では改善の望みが大変厳しいと言わざるを得ない様だ。