日々好日

さて今日のニュースは

1億円以下の公共事業は地元発注か?

2013-04-30 09:01:59 | Weblog
自民党公明党は中小建設業者の受注機会を増やすため予定価格が1億円以下の公共事業については、工事
現場所在地の都道府県に本店がある地元業者との契約に配意する法案を纏め今国会に提出する事とした。

夏に行われる参議院選への地域経済活性化の姿勢をアッピールするスタンドプレイの匂いがプンプン
しますね。

此で集票力のある地元建設業者を取り込み参院選での完全勝利を目指したい処ですが、どうも国会
日程が窮屈で、今国会での成立が見込み薄すの様です。

パフォーマンスだけは効力がありそうですね。

当初案では地元業者との契約を、義務つける事としたが、独禁法に抵触する恐れが有るので、努力義務に
変更した模様。

デフレ脱却のため、地域経済活性化が國の責務とし、工事現場所在に本社がある地元建設業者を優先的に
契約する、大手ゼネコン契約の大規模公共事業にも下請けに地元中小建設業者を使う様に推奨する。

資材も出来るだけ地元事業者から購入する様に努める事を求めました。

國の努力義務要求は、法律以上の効力を発揮するのでバカに出来ません。

因みに2013年度国家予算の内公共事業費は5兆3000億円と、軽く国家防衛予算を超えましたね。

安倍首相日ロ平和条約締結まで漕ぎ着けられるか?

2013-04-30 07:28:56 | Weblog
安倍首相がロシアを訪問しプーチン大統領と会談を行いました。

ロシアと言えば北方領土4島の返還交渉と思われて居ますがその前に我が国とロシア
はまだ日ロ平和協定が締結されず従って戦争状態にあると言う極めて特異な状況です。

此は両国の置かれた特異な関係で平和協定が結ばれない儘現在に至っています。

大戦後米ソ間は冷戦時代となり重い鉄のカーテンが降ろされ、連合国の管理下に置かれ
た日本はどうしょうもありません。

1951年連合国とのサンフランシスコ講和条約締結には当時ソ連国家は参加しません
でした。

その後冷戦時代は雪解けしたが、北方領土歯舞等4島は旧ソ連に占領されて、実効支配が
続き、それが障害になって平和条約は締結されない儘に今日に至りました。

ロシアは北方領土は固有の領土で講和条約で日本が放棄した千島列島に含まれて居るので
当然ロシアに帰属すると主張していますが、日本は択捉・国後・色丹・歯舞は日本の領土
と反論し即返還を迫って居ます。

ロシアと何回か話しあいが持たれました。

現在はロシアは、一番小さな歯舞と色丹を日本に返還するが、実効支配のままと全く虫の
良い条件を飲ませて決着を図ろうとしています。

ロシアは一番肝要な国後・エトロフは永久施設を作り永久に実効支配を続ける所存の様です。

今回森元首相が訪ロの折り、プーチン大統領と会談し、日ロ平和条約がないのは異常と述べて
平和条約締結と北方領土返還問題への話しあいの段取りを決めてきました。



現在はプーチン氏は実効支配継続のまま、歯舞・色丹の2島返還で、領土問題はなくなるので
引き分けの傷み分けと主張していますが、日本にとっては、それは屈辱の何物でもないので
決して呑めない条件です。

戦後70年も経つと、幾ら其処が日本領だったと言っても相手にされないのが実情でしょう。

ロシアとしてももしプーチン大統領が下手な妥協をすれば国賊として排斥される危険性を含んで
居るので決断が下せません。

ただシベリア開発には日本の協力を仰ぎたいロシア、どこまで妥協出来るかが注目される。

下手をすれば日本は食い逃げされ、割りを喰う率が高いと見る向きが多い。


さてしたたかなロシア相手に安倍首相が何処まで渉り合えるか?

果たして、北方領土4島丸々返還を盛った、平和条約が締結出来るのか?

それは大変厳しそうですね。