今や世界の貿易は広範囲圏の連携なくては成り立たない程になって来ています。
日本は環太平洋のTPP11・EU経済連携EPAに署名を終え、残った東アジアASEAN等16ケ国
との経済提携RCEPを残すのみとなった。
このREPECはASEAN10ケ国に、日本・中国・韓国・インド・豪州・ニュージランドの6ケ国
でFTAを進めて行こうと言う構想です。
アジア圏の経済提携は、中国が提唱したASEANプラス3ケ国間のETFTA構想があります。
これと同時に日本が提唱したASEANプラス6ケ国のCEPEC構想がある。
このRCEPは日本案に近くASEANプラス6ケ国のFTA協定です。
現在年内締結を目指して閣僚会合等交渉を重ねています。
このRCEP協定は世界のGDPの3割を占め人口では世界の人口の半分を占めるものです。
残念ながら米国第1主義を主張し一人保護貿易に走り、米国は北米経済連携NAFTA協定すら
脱会をちらつかせ、米国に有利な2ケ国間な経済提携EPA締結に熱中しています。
世界はそう言った米国を無視し米国の保護貿易を非難して居ます。
処でRCEPは、関税引き下げ・投資信託・知的財産保護・電子商取引のルール整備等16分野
が交渉対象です。
この内税関手続・政府調達等4分野は合意済みです。
日本・豪州はl広範囲な関税撤廃・厳格な知的財産保護を目指すが、中国・インドは自国産業を
守りたい一心で慎重な姿勢です。
これはTPP11協定でも新興国等が慎重な姿勢を見せ難航したのと同じパターンですね。
今回のFTA協定は大国の中国が入って居るので相当難航しそうで、或いは破談と言う事も考え
られますね。
例え締結されても後が、大変ですね。