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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

最近の野球

2010-10-11 22:49:10 | Weblog
私は野球ファンで、自分でも野球するの好きだし、観るのも好きだ。好きなはずだった。
でも、最近、野球をとんと観なくなった。
テレビで(テレビったら、ふつうの地上波ね)やってないってのもあるんだけど。
今シーズンなんて、まともに一試合をちゃんと観たことがない。
まあ、どーしても見たいってほどの興味も、自分の中で、一時期に比べて無くなっちゃったって感じはする。
どこが勝とうが負けようがあまり喜怒哀楽にかかわってこない。
困ったことに、見ないでいると、ますますつまんなく思えてきちゃうんで、今度はたまに観るチャンスがあっても敬遠しちゃうんである。

どーして、最近の野球がつまんなく思えるんだろう。
いろいろあるけど、ひとつには、ピッチャーのことである。
誰がどうというわけでもないが、分業がテッテーされちゃってんのが、なんかつまんない。
で、それにあわせて、先発ピッチャーがろくに投げなくなっちゃった。

中6日(週イチかよ?)で出てきて、5回くらいでご苦労様でしたってマウンド降りちゃう。
なんだそりゃ? それで投手寿命延びたって満足してんのか?
特にセントラルリーグにおいて、傾向がひどいと思う。規定投球回数(チームの試合数と同じイニングス)を投げるひとが少ない。そりゃそうだ、週に一度で5回くらいしか投げないんだもん。

で、リリーフも(リリーフって昔の概念とはちょっと変わってきてるけど)1試合で3人くらいはでてくる。
先発が5回か、せいぜい6回まで。あと1イニングずつ、次から次へとピッチャーが出てくる。
それはそれで立派なやりかただろうけど、なんかつまんない。
バッターも災難で、統計は知らないけど、1試合4打席として、前は対戦するピッチャーは2人だったかもしれないが、今は最低でも3人くらいとの対戦になる。前の打席で見た球筋とか、配球のアヤとか、後半戦には意味がない。
先発が疲れてきたころに迎える“ラッキーセブン”なんてのは、いまは死語なんぢゃないだろうか。
それにしたって、リリーフ陣も回の変わったとこ、イニングのアタマから投げて、1回だけだから、めいっぱい飛ばしてくる。
しかも、前だったら一部のリリーフエースを除いて、後から出てくるピッチャーは、先発陣より質が下だったんだけど、今はそうでもない。ちゃんとウイニングショットとか持ってるし。そりゃ打てないよね、なかなか。
イニングのアタマからというのは、私の記憶・印象では、横浜の権藤さんが固めて、ジャイアンツの長島がマネして、さらに広まったんぢゃないかと思う。いわゆる“方程式”とかなんとかっていう継投。
ちなみに、私はこの呼称がキライで、なんか何も考えてないような気がする。パターンを決めたら、そのときどきの、ピッチャーの調子も含めた、状況判断とかは一切なしで、カードを切っていく。そこに、打たれたときに、方程式どおりだったのに負けた、みたいな、監督の責任放棄のニオイがしてしょーがない。
で、昔話ばかりするみたいで悪いんだけど、以前のリリーフエースってのは、ランナーがスコアリングポジションにいて、絶体絶命(←大げさ)のピンチに、初めて出てったりしたような気がする。イニングのアタマからで1回だけ投げてこい、っていうのは、比較的ラクなんぢゃないかなーと思う。

まあ、そんなこんなで、なんだかピッチャーがコマ切れで出てくると、つまんなく感じてんぢゃないかという気はしてます。
私個人の興味がそがれている証拠に、悲しいかな「ホールド」の定義を、正確に知らなかったりします。そんな野球に興味がないから、ってのが、細かく調べたり、記録を重要視して眺めたりしない理由でしょう。
ただ、これだけは、私がブツクサ言っても、元に戻ることはないことは確か。競技がソフィスティケートされると、次第に役割が細分化されるものです。競馬で、距離カテゴリーが分かれると、それを飛び越えての対戦が減るのと一緒。

先発ピッチャーは、パシフィックリーグのほうが、らしい顔ぶれがそろってるようだけど、私が今いちばん注目しているのは、涌井(ライオンズ)ってことになるかなぁ。
なんか、メリハリがあって、三振を獲ろうとおもえば狙って獲れる、でも必要なければ力をセーブしてる、って感じがする。で、完投もできるしね。いいピッチャーだと思う。

きょうは、昨日からの野球つながりで、何の本をあげようかと考えてたんだが、探していた高橋源一郎のエッセイ(そのなかに、テッド・ウィリアムスの現役最後の試合のことが書かれている章がある。この話が好きなんだな、私は。)が見つからなかったんで、適当に野球について思うとこを書いてみることにしちゃった。
コメント
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