many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

またまたフラヴォンに乗る

2010-10-25 21:01:12 | 馬が好き
休日でも、朝は早くに目が覚める。
昨夜の天気予報では、朝まで本格的な雨という、微妙な状態だったんで、起きてからずっと空の模様を見ている
どうやら雨上がったのも確実なようなので、乗馬に行く。
日中24度まで上がるって予報だったんで、半袖1枚で行く。
そういえば「たとえ暑くても、秋はいつまでも半袖着るんぢゃない」って親に言われたなー。うちの親は、着るものの形がどうとか、色がどうとかは言わなかったんだけど、そういうことは言ってたな。オシャレの基本ってのはそこからだって主義。ま、こと乗馬に関しては、春にもすぐ半袖になるように、ちょっと皮膚感覚が違うんで、私
9時ぎりぎりに行くと、すでにもう3人の名札が出てる。みんな気合い入ってんね? そういえば誰かがまた競技会やろうなんて言ってたようだから、そのへんに向けての練習かな?
フラヴォンに乗ってくださいって言うんで、合点だとばかりに馬房に行く
いつものように「フラぁヴぉ~ン!?」って呼んでみると(ちなみに、これは立川談志の『居残り佐平次』で「ちょいと、イノどぉ~ん」ってセリフがあるんだけど、これを真似たイントネーションなんだな)、いつものように「呼んだぁ?」とばかりに顔出してくる。
写真撮ろうとポケットからカメラを取り出すと、「お?なんかウマイもん隠してんのか?」と、フンフンとハナで左右のポケットを身体検査されてしまう。失礼なやつだな
何も持ってないとわかっても、ほりゃほりゃって顔の前で指ふったりしてやると、ベロ出してペロペロと遊んでくれる。

※油断すると、ときどき噛んできます、絶対にマネをしないでください

アゴの下ころころと撫でてやると、恍惚としてるし。
遊んでるといつまでたってもキリがないので、適当なとこで馬房から出して馬装する。
さあ、運動するぞ。って、馬場はグチャグチャ不良馬場、落ちたくないねえ。

最初常歩、せっせと歩かせる。次いで速歩、なんだか重たいなぁ。ふだんあんまり持たないんだけど、今日はムチ持って乗ってみてる、もちろんフラヴォンは「物騒なもん持ってやがんなぁ」って承知してる。
常歩でも輪乗りを真剣にやるんだけど、速歩でも丁寧に巻乗りするように心がける。蹄跡を進むときは、長辺ではときどき歩度を伸ばしたり、隅角まがったらまた詰めたり。
そういえば、フラヴォン、アタマいいんで、部班とかやると、号令で動いちゃう
「速歩、すすめー」とか「全体、とまーれー」とか、そのくらいだったら分かってる馬はほかにもいるけど、「歩度を、伸ばせー」が分かってて、スッスッて歩きだすのには恐れ入る
(たぶん「駈歩、すすめー」も分かってるな、きっと。)
要は、号令かかると、次に扶助が飛んでくる(プレッシャー)んだけど、そんなことされる前に動いちゃえって、動いちゃえば、何もされない(リリース)って関係、なんだろうけどね。
だから、スッと歩度を伸ばしたあと、すぐ元に戻る。そこでさらに要求しないとナメられちゃうよね、さすがに。
どうでもいいけど、号令って、「歩度を詰め、…、駈歩すすめー」みたいに言われるよね。
私も、ずっと、「駈歩」の号令は来るぞ来るぞって、待ってて、言われたらギュッとやってたんだけど、その前の「歩度を詰め」は聞き流してたよーな部分は、あるんだな、これが、確かに
で、駈歩出そうとしてスピードアップを要求すると、馬によっては、“スーパー速歩”になっちゃったりして(ただ速歩の勢いが増すだけね)
駈歩出すには、その前にグッと詰めてなきゃいけないんだけど、ただただスピード上げようとだけすると、それができなかったりする。
だから、歩度を詰めとか、歩度を伸ばせ、は大事
でも、歩度を伸ばせは、ずっと分かってなかった部分あって、ずっと前に、「『歩度を伸ばせ』って言われたら、どうするんですか? 手綱ラクにして、馬のクビが伸びてもいいようにしたらいいんですか?」なんて、訊いたことがある
もちろん、「(ウマの)肩を出すんですよ」と一蹴されちゃったんだけど
まあ、歩度を伸ばせは、言われるのは簡単なんだけど、やるのは難しいんだよね。後躯から推進して、推進してんのを受け止めてなきゃ意味ないんだから。
んで、きょうの練習に話戻すと、速歩のあとは、当然駈歩。これまた歩度を伸ばしたり詰めたり。
んぢゃ、地上横木、通過してー、ってんで、速歩で通過、なんか心もとない足運びなんで、次からもっとグイグイと脚つかってく。
「できたら、爪先、もうちょっと開かないように」 ああまた指摘されちゃった、ヒザを開かず、カカトを押し付けんぢゃなくて、ふくらはぎで包むように
んぢゃ、障害やりますか、ってんで、アブミふたつ短くしてく。
速歩でクロス、グッグッと脚入れて推進してく。
慣れてくっと、馬グイグイ行き出すんで、待ってぇ待ってぇ、グイっと飛ばす。
高さがだんだん上がってっても同じこと。

んぢゃ、駈歩で行くよー。
前の馬がスタートすると、俺も行くぞーとばかりに走ろうとするフラヴォン、そこはジッと待たせて、合図で発進。
回転のとこで弱くならないように、走れ走れ、グイグイ、馬の動きについてく、絶対先に飛ばないようにして、ポンっとジャンプ、飛んだらしばらく行って、速歩、常歩、止める。
何度も繰り返し、推進する、障害向かう、肩甲骨くっつけて待つ、グイ、飛ぶ、飛んだらしばらく行って、こんどは踏歩変換ポン、よしよし。
次、連続障害。クロス飛ぶ、身体起こす、持って待つ、あいだ6歩(か7歩だけど)、1・2・3、1・2・3、飛ぶ、腰張る、身体起こす、よーしできた、ポンポン
ラストは、2個目の障害を垂直にするよ。でも高さはフラヴォンにしたらどーってことない、1個目飛ぶ、起こす、1・2・3、1・2・3、ジャンプ、真っ直ぐ止める、ポンポン
でも、それにしても、障害と障害の間で、前に出そうとしたらグイグイとそれだけ、抑えようとしたら引っ張りっぱなし、って感じがする。障害間でも、うまく馬とのやりとりができて折り合いがついたら、何もしないでいられる、って時間帯を作りたいなーと思う。
障害はそこまで。そのあとも、適当に練習する。前に出して、ハミで受け止めてって、いろいろやってみる。常歩で10分くらい、そのあと速歩で5分くらい。

前に出す、馬がアタマ上げてきそうになる、ジッとこらえて待つ、馬が言うこときいたようにクビ曲げる、すこーしラクにする、その状態保つ。
できてんだか、できてないんだか、わかんない。しかし、フラヴォンは、辛抱強くつきあってくれる、「こいつ、なに要求してんだ?」とか背中が語ってるけど、いろいろヤリトリをしてみる。
(ときどき、いい格好になってるような気がするけど、そういうとき、手が放せないんで写真は撮れないよね。)
気づくと、拳が上がってたりする。ヒジから手綱が一直線ぢゃなくて、拳のとこで上に持ちゃがって角度がついてる。直して、またジッとこらえたりしてると、拳っていうか手首が内側に曲っちゃって力入れてる。そうぢゃないって、まっすぐにしなきゃ。しばし自分とも格闘。
ま、いいや、練習終了。
終わったあとは、馬の体洗ってやるんだけど、気温低くて乾きにくいんで、早くもジェットヒーター登場。

洗って、拭いて、温風当てて乾かしてるあいだに、フラヴォンお待ちかねのリンゴをやったりして、退屈しないようにしてやる。
だいたい乾いたとこで、「馬着」きせてやって、馬房に入れる。フェルト生地の比較的薄いやつ。

馬着は、すでにみんなに用意されてるけど、まだ全部に着せるってほどでもない。帰る前に見たら、エアサンタムールとフラワータキシードは着てたな。人もそれぞれ、馬もそれぞれ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする