many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

侍ジャイアンツ

2010-10-17 18:54:45 | マンガ
作・梶原一騎 画・井上コオ 2002年講談社漫画文庫版(全8巻)
きのうのつづきで、『巨人の星』と比較されてた野球漫画。
『巨人の星』は、永遠の名作だと思ってんで、文庫のそろいで持ってんだけど。
きのう採り上げたなかにあった『野球狂の詩』は、文庫になったときそろえたんだけど、引っ越すときに売っちゃった。
水島野球漫画は好きだけど、『男どアホウ甲子園』も『一球さん』も、そう、単行本でパラパラ読んだ経験があって、文庫出たときにそろえたけど、結局、引越しのときに、売っちゃった。
でも、『ドカベン』と『大甲子園』と、『光の小次郎』は、探せばどっか押入れのなかに単行本がそろいで、あるはず。
梶原一騎という点では、『あしたのジョー』と『タイガーマスク』は、やっぱり文庫でたときに、待ってましたとばかりにそろえた、そろえたくせに、いつだかの引越しのときに売っちゃった。今だったら、手放さないだろうなって思う、当時ちょっと、いろんなもの整理したがってたような気がする。
ま、私の引越しとそのときの心理状態については、いいや。
本作については、ずっと気になってたわりには、あらためて読むまではないかと思ってたんだけど、今年に入って、ちょっと衝動的に古本をまとめ買いした。
連載の終盤は、「ジャンプ」でリアルタイムで読んでたんだけどね。あまり明確な記憶がなかった。アニメのほうは、何回か再放送で見てたんだけど、ちょっと原作とは違う。どこが違うかは曖昧なまま、べつに追究するほどのことでもないから、深く考えてなかったんだけど。
有名な“ハイジャンプ魔球”とか“大回転魔球”とか、魔球出まくりのマンガ。
幼少時のおぼろげな記憶で、“ハラキリシュート”を広島カープの衣笠が打つとこをおぼえてんだけど、たぶんアニメではなかったような気がするし。
で、今回読み返してみて、ああ、こんなんだったかと思ったんだけど。
意外なのは、最終盤で、けっこう脚光を浴びたというかアニメでは比重の高かった“分身魔球”。原作では、着想をひらめいたとこから衝撃の最終回まで、わずか27ページしかない。
よく憶えてないけど、要は週刊誌連載にしたら、ラス前に魔球ができあがって、次は最終回だったってことだ。もちろん、魔球の裏付けとかは、一切謎のまま。
タイガーマスクも、最後、突然死んぢゃうし、巨人の星だって、あしたのジョーだって、ハッピーエンドにゃなりゃしないんだけど、どうもこういう投げ出しっぷりは、唐突感があるなぁ。
コメント
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