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ちょっと時間があったので、新大宮まで、一駅行って、ぶらぶらしてみた。
最初に行ったのが、海龍王寺。元々遣唐使の航海の無事を祈って建てられたお寺という。
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小さなお寺で、お堂は、この二つ。ただ、中には、空海が自分の航海の無事を祈って書いた写経も展示されていた。しっかりした楷書だったが、本物かは知る由もない。
左に見える西金堂は奈良時代のものだが、その中の五重小塔は、奈良時代に作られた精巧なもので、国宝に指定されている。これも見事だった。塔が、建物ではなく、仏を祈るための塔であったことが思い起こされた。仏教が伝えられてから、そう経っていない奈良時代に、この和風の塔の姿が確立されていたことは、驚嘆に値する。元興寺でも同じような塔を見た記憶があるのだが。
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その近くにあったのが、これも光明皇后ゆかりの法華寺だ。尼寺であった。海龍寺と同じく、藤原不比等の邸宅跡に建てられたという。現在の建物は、桃山時代のものという。
来年は、光明皇后が亡くなられてから、1250年のようだ。
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こじんまりとしているが、美しい本堂だ。この中の国宝十一面観音像が、公開されていた。ごく限られた期間しか、公開されない。これも、見事だった。光明皇后の姿を映したものともいわれる。仏像ファンには、絶対見る価値がある。
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庭では、紅葉が色づき始めていた。
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こちらの門が、本来の門かもしれない。法華滅罪の寺と記されている。