かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

アンコールワット展

2009年12月30日 | Cambodia・Myanmar・Laos



今日は、日本橋三越でやっているアンコールワット展に行ってきた。
数年前横浜そごうでやっていたものよりやや規模は、小さいような気もするが、各時代の特徴を表した逸品が、バランスよく展示されている。この絵葉書にあるものは、その中でも代表的なもの。名品揃いだ。
かなりが、プノンペン博物館のものだが、プノンペン博物館で見た時は、暗くてよく見えなかったので、こちらの方が、ゆっくりと、じっくりと観賞できる。



屋根裏のこうもりがうるさかったのを思い出した。今は、どうなっているだろうか。



ヤマ天も展示されていた。これは、本物が、プノンペンの博物館の中庭に展示されていて、レプリカが、ライ王のテラス(写真)に置かれているものだ。これがヤマ=閻魔大王とされたのもそう昔もことではない。その前は、何の像かわからなかった。デリー博物館で見たヤマ天とは、まったく違う。

今回の目玉は、2001年にバンデアイクデイで発見された仏像の展示だろう。現地に新しくできたシハヌークイオン博物館に行けば見れるのだが、日本では初公開かもしれない。
なぜか、仏像が大量に捨てられ、埋められていたのだ。アンコールでは、仏教とヒンドゥ教が、入れ替わり立ち替わり信仰されたことがわかっているが、たぶんヒンドゥ教を信仰する王に変わった時、この廃仏毀釈が起こったと考えられるのだ。仲良く共存していたという説は、この捨てられた仏像達を見ると、ちょっと違うようだ。インドでも、仏教は、ほとんど駆逐されてしまっている。



2001年1月にバンテアイクデイに言った時は、ちょうど発掘調査中で、入れなかった。その直後の大発見だった。意図的に、首が切断されたりしてはいるが、地中に埋もれていたため、保存状況は極めてよく、芸術性の面でもきわめて高いレベルであったことが分かる。

カンボジアは、必ずいつか訪れたいところだ。インドで生まれた宗教、芸術を、東南アジアの地で、これだけ高いレベルにしたクメール人。すごい。

今、レコード大賞をやっているが、最近の曲で、知った曲がさっぱりない。かろうじてコマーシャルで使われているのをちらっと聞いたことがあるぐらいだ。
それに引き換え1980年代の知っている曲の多いこと。歌手の個性も際立っている。やはり最近の曲は、作り手の力が強くなりすぎたのではないか。当時ももちろんプロデユーサーの力は強かったけど、あくまでも素材があってそれを輝かせるのがプロデューサーだったような気がする。独りよがりの思い込みかもしれないが。でもやっぱりヒット曲は少なかったよね。


コメント
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