
マハーバリプラムは、チェンナイから南に60km。ベンガル湾に面した港町。
19世紀に、パッラヴァ朝の遺跡が発見され、今は、世界遺産にも指定されている。
海岸寺院は、その中でも、一番海に近いところにある寺院で、南インドで、最初の石造寺院と考えられている。

寺院の周りは、ヴィシュ神の乗り物である牛で囲まれている。

二つの塔からなっているが、それほど巨大ではない。高い方で、17mの高さだ。
風化が進んでおり、岩の角は、すべて丸くなっている。

ライオンの像があった。ドゥルガー女神の乗り物と考えられており、この四角のスペースにも、ドルゥガー神が置かれていたと考えられている。

塔の周りは、狭いが、歩いて見ることができる。風化が進んでいるが、多くの彫像があったことがわかる。

これでも、比較的よく残っている方。

お堂には、ヴィシュヌ神像があった。

これは、シヴァ神か。妙によく残っている。

寺院の横には、沐浴場らしきものがあった。ここで、清めてから、お祈りしたのだろう。

寺院の周りは、海。

2004年前の大津波の時に、新たな寺院が現れたはずだが、場所はわからなかった。今は、ただ、美しいビーチが広がるだけ。

ビーチには、このような遺跡が点在する。たぶん、まだまだこの砂浜の下に遺跡が眠っているのだろう。