祠堂の周りには、浮き彫りが施されているが、風化が進んでおり、後からの補修らしき跡もある。
しかしそのレリーフの彫りは、深く立体的だ。ライオンのデザインが柱に使われている。
そして、もっと驚くのは、その祠堂と同じ岩にくり抜かれて造られた石窟だ。マヒシャマルディニー・マンダパ窟と呼ばれているらしい。柱が妙に細い。柱の上の方のデザインが各々異なるのも面白い。
もっと凄いのは、その中の浮き彫りだ。これは、ヴィシュヌ神か。極めてよく残されている。涅槃像のようにも見える(もちろん違うが)。
これはもっと見事。シヴァの妃である8本の腕を持つドゥルガー女神が、ライオンの背に乗り水牛の姿をしたアシュラの首領マヒシャを退治する様子を描いたものという。
エレファンタ島の浮き彫りも有名だが、こちらの方が全然いい。