今、仙台に向かうはやての中。
1泊して、明日帰る予定だが、の中で、ちょうど1冊読み終えたので、コメントを。
本書は、シンガポールの空港で見つけて、ゲット。
10年以上前に出た、彼の半生記は、2冊組の大部だったが、本書は、コンパクトで、インタビュー形式なので、すぐ読める。
まず感じるのは、シンガポール国民は、Lee Kuan Yew という卓越したリーダーを得て、何とラッキーなんだろうということ。
大国のトップも務まる人材を、リーダーとして、半世紀近くも独占してきた。
本書を読むと、彼の世界観、リーダーシップ論、政治に対する考え方が、よくわかる。
本のタイトルからわかるように、まず米中について、語られる。
中国が、規模的には、追いついていくが、アメリカは、軍事面も含め、引き続きリーダーたり続けると見る。
中国の民主化は無理だが、グローバルスタンダードに近づける努力は、継続すべきだ。
しかし、中国の長い歴史は、言葉の問題も含め、異質の大国であり続けることを、運命づけている。
インドについては、やや諦め気味。政府が、インドウェイを捨てない限り、象の歩みが続き、世界との差は、縮まらない。
日本については、近年の政治経済の停滞があり、ほとんど無視だが、成熟化した西欧の道を歩むと見る。
特に、労働人口の減少が顕著で、移民を受け入れない純血主義を捨てない限り、この流れは変わらない。
シンガポールは、民主的に見える専制国家と言われるが、その考え方も、ストレートに表現される。
この方法は、WWⅡの時、イギリスを武力で脅して追い出し、昭南島としてシンガポールを統治した、日本軍に学んだという。
この話は、前書にも詳しく述べられているが、若きLee Kuan Yew に大きな影響を与えたことは、想像に難くない。
だから、ポピュリズムに対しては、大きな警鐘を鳴らす。
時には、不人気な政策を取っても、いい結果を出し、国民の理解を得ていくべきなのだ。
1人1票制にも疑問を投げかける。40歳から60歳までの人には、1人2票与えるという案も示される。
1票の格差を放置している日本なと、お話にならない。
などなど、興味深い話や、考え方が、てんこ盛り!
Amazonで買えるかチェックしていないが、政治経済に興味のある人には、絶対お勧めしたい。
先日のシンガポール滞在中の、建国記念式典にも、元気な姿を見せていた。
御年、90歳!