
キング・クリムゾンのムックが出た。
普段だったら、見向きもしないのだが、今秋来日と聞いて、行くことにしたので、予習がてら、ゲットした次第。
副題がいい。
二十一世紀的異常音楽の宮殿!
まぁ、メンバーがころころ変わるので、グループとして捉えていいものかと思うのだが、本書を読むと、一応繋がっていることはわかる。
それにしても、各著者のマニアック度合いには頭が下がる。
ちょっと知ってる私に、半分わかったとすれば、初心者は、1割ぐらいしか、何を言ってるのかわからないだろう。
それほど、独自の進化を、意識的に遂げたのが、キング・クリムゾンと言える。
メンバーは、他のプログレ・ロックに行ったり戻ったりしているが、ロバートフリップのみ、キング・クリムゾンの看板を維持し(別に意図した訳ではなかったようだが)、独自の世界を進化させていた。
もちろん、アマチュアには、ファーストアルバムがインパクト大なのだが、REDぐらいまでは、ついていった。
しかし、それから消滅したり、復活したりを繰り返し、ついて行かなくなったころに、またツアーをやったりして。
ロバートへのインタビュー経験の投稿もあるが、会話にならなかったという。それほど、自分の方向にこだわった人なのだろう。
それにしても、この前、REDの完全版が出たが、20数枚セットだったと記憶する。マニアでも、ついて行けるのか。
ただ、重要アルバムやら、ライブ音源が抜けていることがわかったので、今度ライブに行く前に、予習しなければと思った次第。
ということで、面白そうなやつを、大人買いした。
まだ、来てないけど。
それにしても、どんな演奏を聴かせてくれるのか、今から楽しみだ。