本アルバムは、ジョンボーナムが亡くなってから出た、オムニバス的なアルバムで、正直まともに聴いたことはなかったが、統一感はないものの、特徴のある8曲が収められている。
しかも、かなりいい。
たぶん、曲が悪かったというよりは、アルバムのコンセプトにはまらなかったから、ボツになった曲たちなのか。
特に、既に亡くなっていた、ジョンボーナムをフィーチャーした曲が際立つ。
この迫力は、凄すぎ。
解説によると、ジョンボーナムが亡くなったのは、1980年9月25日で、解散を発表したのが、1980年12月4日という。JLがなくなる4日前だ。私が、社会人になる寸前。何となく一つの時代が終わった時期なのか。
元々のアルバムが、よせ集め的なものなので、おまけCDも、同じレベルで、聴くことができる。レベルが高く、新境地を思わせる曲もあり、ジミーペイジの編集努力には、頭が下がる。
1972年にインドで録音されたというボンベイオーケストラとの共演曲もユニーク。ハードロック一本ではなく、初期から、いろんなチャレンジをしていたグループであったことがわかる。
私にとっては、初めて聴く曲も多く、曲毎の解説がもうちょっとあるとよかったかな?
そういった向きには、超デラックス版をどうぞという訳か。
有名曲のデモバージョンも入っており、蔵出し大セールという感じ。
本プロジェクトの最終章にふさわしいすばらしい出来!
本プロジェクトに、最後まで付き合って良かった。