かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

なぜ、地形と地理がわかると古代史がこんなに面白くなるのか

2015年09月18日 | Books
明日から、5連休。
やりたいことは、沢山あるんだけど、どこまで、できるか?



本書は、新聞の広告かなんかで見つけたのかな。
何冊か読んだことのある千田さんの書だったので、即ゲット。

まぁ、正直、奈良時代ぐらいまでの本は、かなり読んできたので、目新しいことは、あまりない。
当時の人々が、意外とダイナミックな交易をしていたことを、再認識したことぐらいか。

平安京遷都前後ぐらいからは、読んだ本もまだら模様になるので、興味深い話がいくつもあった。
右京と、左京の盛衰。鴨川と並行して、堀が掘られたことなど知らなかった。桓武天皇の性格が現れているというところか。
京都は、その後もずっと都だったから、昔の痕跡が奈良ほど残っておらず、当時の姿を想像するのが難しいところも多いが。

多摩地域の道の話も面白かった。
当時、東海道以上に、信濃方向から、北関東を東西に抜ける道が重要で、それを南北につなぐ道が、武蔵国分寺を通っていたのだという。

QA方式になっていて読みやすく、古代史、初級者から、中級者に向く本ではないか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする