![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/ee/0d5f19ecb8e9e8b678be465bc0542af1.jpg)
本書は、ネットで見つけた。
あの青春デンデケデケデケの芦原さんが、ビートルズ縁の地巡りの本を出しているとは、まったく知らなかった。
1995年発行というから、20年前、シカゴから帰国したころのことだ。
ビートルズの人気が、また盛り上がり始めたタイミングだ。
芦原さんは、まったく海外に行ったことがなく、この話が持ち込まれるまで、まったくその気はなかったそうだ。
編集者との二人旅。
イギリスと、ドイツ、駆け足の旅だから、ルートは、素人とそう変わらない。
ただ、プロがアレンジしているので、スタジオの中に入れたり、郊外まで、車で足を伸ばしたりというところは、ちょっとうらやましい。
でもやっぱり、ちょっと忙しすぎるかな。
私が、行ったことがないエリアとしては、ロンドン郊外の、4人の自宅エリアと、ハンブルグエリアになるが、本書を読む限り、是非行きたいという感じでもなく、やはり、ロンドンと、リバプールがメインエリアであることがわかる。
それから、やはり、ミュージシャンであることから、その観点からの楽器に関する考察などは、一味違う。
意外だったのは、キャバーンクラブであまり盛り上がりを見せていないことだ。
当時は、いまいちだったのかもしれない。
ハンブルグは、相当柄が悪い街のようで、最後は、ぼったくりバーで、むしり取られる話で終わる。
この辺は、流石、海外素人。
写真は、白黒で、小さいが、文は流石、直木賞作家、面白い。
古本で、安く入手できるので、ビートルズ巡礼の旅をなさる方は、事前に目を通してはいかがだろうか。