
本書は、ずいぶん前に、AMAZONでゲット。
オーダーがあってから印刷する方式で、この手のマニアックな本には、ぴったりだろう。
それほど、異常なぶ厚さ。
とにかく音源を聞き込んで聞き込んで、その音がいかに作られたかを考察する本。
かなり独自感が強く、どうしても耳に頼らざるを得ないところが残るので、限界はあるが、ユニークな取り組み。
バージョン違いをエンジニアリングの違いの観点から考察することになるケースが多いが、演奏面への突っ込みがもう少しあってもよかったが。
いずれにしても、これだけ、いろんな音源を集めている人もレアだと思うので、そこからの分析本を出せる人もそういないはず。
そういった意味では貴重。
限られた所有の音源を聞く際、本書を片手に、アビーロードスタジオでの録音、アレンジ時に戻った気持ちに浸ってみたい。
著者とは、先日のFOOL ON THE HOLIDAYの時、お話する機会があった。
本業は、行政書士とおっしゃっていたので、その傍ら、これだけの著作をまとめられたことは、それだけで、賞賛に値する。