梅雨明けみたいな天気になった。
I ME MINEは、もちろんGHの作品の題名だが、今や、GHの作品の原稿や、コメントや、写真をセットにした豪華本の方が有名になったかもしれない。
I ME MINE展も世界で開催され、日本でも開催された。
その中で、出版社であるGENESISの、ロックミュージシャン関連の最初の作品であることも知った。今は、ロックファンで知らない人はいない。
1980年8月のことで、それを読んだJLが、自分のことが全く書かれていないと激怒した話も伝わるが、実際は、数箇所で触れられている。
いずれにしても、それだけ有名な本だが、2000部で限定で入手困難かと思っていたが、縁あって、このたび、めでたくゲット。
ややボックスに汚れが見えるものの、中身に全く問題なく、素晴らしい逸品だった。
本のカラーは、28種類あるそうで、赤や茶や黒のも見たことがあるが、我田引水にはなるが、このdark olieve greenのが一番温かみも風格もある。
1172/2000。
もちろんジョージの直筆サイン付き。
ジョージにとっても最初のサイン本になるから、気合が入っていたかもしれない。
GENESISさんのレター。
たぶん、本といっしょに送られてきたものだろう。
このサインはコピー。
すぐ売り切れたらしいので、コピー本も販売された。
その申し込み書も付いていた。
コピー本は、緑と茶色と黒だったようなので、やはり、緑はポピュラーだったのかもしれない。
家宝が増えた!
今日は、朝は梅雨空だったが、午後から真夏のような天気になった。
まだ、梅雨明けではないだろうが。
夜は、東京で会食の予定で、その前にアップ。
Peter Asher さんは、Peter &Gordonで、名を馳せたが、以来、どちらかというと作る側に回っているのだと思っていたら、まだ歌う方も現役だという。
今週公演に行くことになったので、その予習と思い、2001年に出たらしいベスト盤をゲット。
音源が古いので、音質には問題ないが、モノとステレオが混在しており、音の深みも曲によってかなり違う。
しかし、そんな中で、このデュオのチャレンジ精神は、十分伝わってくる。
A WORLD WITHOUT LOVE は、Peter の姉のジェーンアッシャーがポールの恋人であった縁で、ポールの作品だが、デビュー曲で、いきなりNo.1になった。
その他にも聞いたことがある曲がちらほらある他、S&Gや、ビートルズがカバーした50'sの曲も含まれていて、楽しい。
ただ、アレンジが、どうしても60'sのそれで、その辺に、古さを感じてしまうのは、やむを得ないだろう。
たぶんこの中から数曲演奏するのは間違いないと思うが、公演の相棒が、クラプトンとギターを弾いていたAlbert Leeで、どんな展開になるのか、予想がつかない。
ということで、今から楽しみ。
天気が心配されたが、どうにかもってくれて、ベストコンディションになった。
すこあも前半好調で、生涯ベストだったかもしれない。
こうはもどうにか持ちこたえたが、ダブルペリアルーラで、ネットでは、中位にとどまった。
本書は、本屋で見つけた。
テレビで放送されたもののブック化と思っていたら、それと関係ない本も出ているようだ。
西遊記は、面白いが、やや冗長な感じもあるという印象を受けていたが、本書は、平易に書かれていて、その本質を説明してくれる。
西遊記は、玄奘のインドへの経典を求める旅を、脚色したものだが、ずっと後に、紙芝居のように大衆化した後、まとめられたもので、ほとんどエンターテイメントになっている。
それは、日本のアニメ文化にも共通するところがある。
ただその中に、当時の宗教観であるとか、インドからの文化の流れが感じられ、だから読書は楽しいという結論になっており、大賛成。
宗教観での発見は、中国への仏教の浸透が、隋唐の前の拓跋だっということ。確かに、中国で、最初に仏教を受容した国家のイメージはなかった。秦漢の時代には必要なく、漢民族が中国の支配者になる時、その拠り所として仏教が必要になったということらしい。
そうすると、日本の仏教の受容は、韓民族が日本を支配する時に、利用した宗教となるのか?
三蔵法師のお付の3人(3匹)は、もちろん架空なのだが、猿が主役なのは、ラーマーヤナからなのかも。
豚は、当時の中国人の好みから、カッパは、水所以の動物ということて選ばれたのではと説く。
確かに、孫悟空以外の猪八戒と沙悟浄は、かなり控えめな活躍だ。
如意棒や、觔斗雲の由来も分析される。
見っけもんの1冊だった。
本書は、本屋で見つけて衝動買い。
悪くはないんだけど、やっぱり衝動買いレベルかな。
古事記を旅すると言いながら、出典不明の天皇や、神々の絵が掲載されているのに違和感あり。
そして、最後に、古事記には全く出ていない遠野の話まで。
東北出身の私は、いいのだが、古事記関連の本としてゲットした向きには、えぇ?という感じだろう。
その他についても、新味はなく、既存の説明と、それに伴う現地取材のコーナーのみなので、この手の本を何冊も読んでいる向きには、期待はずれ。
雑誌に掲載されていた記事をまとめた本とあるから、やむ無いか。
ということで、古事記初心者向きだが、ちょっと新しい情報もあったので、次回訪問の際、ちょっと参考にさせてはいただく予定。
「本と日本史」シリーズ第二弾。
今回は、遣唐使と外交神話ということだが、基本的には、吉備大臣入唐絵巻に関する様々な情報を、集めて、1冊に組立てたという感じ。
この絵巻については、前回のボストン美術館展の時にお目にかかっているので、親近感あり。
出光美術館の伴大納言絵巻、彦火々出見尊絵巻と共に、京が戦乱時代は、若狭の小浜に疎開していたのだという。彦火々出見尊絵巻は、江戸城の火事で、焼失してしまったとのこと。
吉備大臣絵巻の方は、その後縷々転々して、今は、ボストン美術館にあるが、最初の部分と最後の部分は欠落しており、そういった意味では、伴大納言絵巻の方が、絵はすぐれているし、保存もいい。
ただ、内容は、現実と、架空の物語が、混在している吉備大臣の方が、ユニークとも言え、その物語は、代々、様々な時代、様々な場所で取り上げられたり、発展したり。それほど、有名な話だった。
そこで欠かせなくなるのが、遣唐使の歴史とその中心人物とも言える阿部仲麻呂だ。まさに、日中の架橋であり、それは日本サイドだけではなく、中国サイドにとっても重要人物であった。
そして、真備よりも仲麻呂の方が段々大きく取り上げられるようになった。
いずれにしても、遣唐使の時代、日中をまたに掛け活躍した二人は、ずっと日本人の憧れだったということかもしれない。
やや構成にばらばら感はあるが、面白い1冊だった。