東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

お金って何なんでしたっけ?

2018-03-01 06:00:00 | 17期生のブログリレー

皆様、こんにちは。稼プロ!17期の渡邉と申します。

 早速ですが、最近口座に眠っている預貯金を何とかしたいなと思い、お金について色々と考えています。そんな中で、そもそもお金って何だっけ、という事について調べてみましたのでまとめます。

 大昔にはお金なんていう物は存在していなく、物々交換しか行われていませんでした。しかしながら、物々交換というのは非常に効率が悪いものです。魚を持っているけど肉が欲しい人が肉を持っているけど魚が欲しい、という人に出会わなければ取引が成立しないので、なかなか難しいですよね。そこで、「みんなが欲しがる物」を持っておけばいつでも欲しい物と交換してもらえる、という風に考える様になったそうです。

 昔の日本で「みんなが欲しがる物」と言えば「稲」、即ち米だったそうです。大昔は米が非常に価値のある貴重品で、稲を媒体に多くの取引が行われていました。昔は「稲」をネと発音していたそうで、それが「値段」の「値」の語源だそうです。

 他にも布も「皆が欲しがるもの」の代表的な存在だったそうで、「貨幣」の「幣」という文字は布という意味があるそうです。中国においてはそれが貝だったそうで、「貨」、「購」など貝を使う漢字がたくさんありますね。古代ローマではサラリウム(塩)だったそうで、サラリーの語源になっています。

 この様に様々な物が使われる中で普及していったのが金・銀・銅だったそうです。どこにでもある物ではなく、古代の鋳造技術でも簡単に硬貨を製造できたのが理由だったそうです。しかしながら金・銀・銅は重く持ち運ぶのに不便で危険が伴う。従って、信用あるお金持ちに金・銀・銅を預けて、その代りに預かり証を発行してもらう。この預かり証を持っていけばいつでも金・銀・銅と交換してもらえる、という様になり、この預かり証が紙幣となったそうです。また、金・銀・銅を預かるお金持ちが銀行業の由来になったようです。

 昔の紙幣は兌換紙幣、すなわち銀行に持っていけば必ず「金」と交換してもらえる物だったので、「金と交換できる」というのがこの紙切れが価値を生み出す理由でした。しかしながら現在は金本位制をやめており、単なる紙切れでしかありません。そんな紙切れでも、みんなが「これはお金だ」という信用・信頼、共同幻想を持っている為に価値ある物として認識されているのです。

 ここまでお金の歴史に関するうんちくを述べてきましたが、要するにお金というのはあくまで「交換手段」でしかありません。場所も取らず、持っていても腐らない、そんな便利な「交換手段」ですが、持っているだけでは何の意味も無く、使って初めて価値を発揮するものですね。

 話は変わりますが、1年ほど前に堀江貴文さんの講演を聞いた事があります。その中で堀江氏は「自分が困った時に頼ることができるのがお金しかないというのは寂しすぎる人生だ。自分はお金なんかに頼らなくても生きていける様に貯金なんかせずに周りの人たちのためにお金を使って信頼関係を構築している」と仰っていました。それまで私は堀江氏に対して守銭奴的なイメージしかなかったのですが、この言葉を聞いてガラリと印象が変わりました。

 私の口座に眠っている預貯金ですが、一部は運用にまわしたいなと思っていますが、私も堀江氏に倣って他人との人間関係を構築するための投資に使っていきたいなと考えています。

 以上、駄文にお付き合い頂きありがとうございました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする