みなさん、こんにちは。19期生の繁野邦博です。
11月10日には、秋晴れの空のもと天皇皇后両陛下の即位パレードが行われましたね。
沿道には約12万人もの方々が集まられ、新しい時代の祝賀ムードに包まれていました。
改めて、新元号の「令和」の由来を調べてみると、
「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」
という新たな時代への祈りが込められているそうです。
私もテレビでパレードを拝見しながら、平成の時代を振り返っており、
令和の時代にも見ていただきたい動画を思い出したのでご紹介させていただきます。
稼プロ!のみなさんだけでなく、今回は今年中小企業診断士になられる方、
現在目指されている方、ご自身のキャリアに悩まれている方の一助になれば嬉しいです。
5年前に公開された動画で現在では400万回以上視聴されていますので、
ご存じの方も多くいらっしゃるかと思いますが、
ドラマ『下町ロケット』のモデルにもなったと言われている
株式会社植松電機の植松努さんのTEDxの公演動画です。
もしご覧になってない方がいらっしゃいましたら是非ご覧ください。
Hope invites | Tsutomu Uematsu | TEDxSapporo
なぜ今回この動画をご紹介したかというと、4年前に私が自身のキャリアについて悩んでいた頃、
この公演をきっかけに、中小企業診断士を本気で志し、大学院の養成課程へ入学することを
決意した転機となったためです。
公演の中で植松さんは、以下のようなことを仰っています。
・自分ができないことはしてもらうしかなく、お金がかかる。
・裏を返すと、自分ができることはしてあげられることになり、仕事になるかもしれない。
・だから、人間が生きていく上で大事なことは「楽をすること」や「お金持ちになること」ではなく、
「できなかったこと」が「できるようになること」かもしれない。
・しかし、時に周囲の「どーせ無理」という簡単な言葉が、人の自信と可能性を奪ってしまう。
・自信を無くした人は他の人の自信を奪ってしまうことがある。
・そして、「どーせ無理」という人は往々にして「やったことがない人」。
・自信をとりもどすためには、やったことがないことをやってみよう。
・でも、やったことがないことをやると失敗することがある。
・私たちは1回きりの人生をぶっつけ本番で生きている。だから失敗があるのは当たり前。
・失敗は、よりよくするためのデータだと思って乗り越えよう。
・人ができることには限りがあり、足りないからこそ助け合える。
・「自分なんて」とできない理由を探すのではなく、できる理由を考えよう。
・これからの日本や世界を良くしていくためには、「やったことがないことをやりたがる人」、
「あきらめない人」、「工夫する人」が増えれば良い。「どーせ無理」に負けない人が増えれば良い。
・「どーせ無理」ではなく、「だったらこうしてみたら?」を流行らせよう。
社会人になって10年間、「いつかは」、「お金ができたら」、「時間ができたら」と理由を作り、
外の世界に触れること、新たなことに挑戦することを、やってみたいことを先延ばしにして
モヤモヤしていた私でしたが、このお話に背中を押され、中小企業の方々の悩みに対して、
「だったらこうしてみましょう」と言える診断士を目指すようになりました。
あくまで個人の感想ですが、10年間動けなかった人間を20分で動かすスピーチってすごいですよね。
おかげで、それまでは企業内の世界がほぼすべてだったのですが、
この3年間で大学院の戦友や恩師、鴨志田塾長、研究会の方々、稼プロ!のみなさんと
ご縁が広がり、世界も価値観も大きく広げていただいたように思います。
「だったらこうしてみたら?」とアドバイスをくださる方、
「だったらこうしてみませんか?」とご支援をしたい方にも恵まれるようになりました。
人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ令和の時代を
みなさんとご一緒できることを楽しみにしております。