19期生余合です。
今回は一足早い山の「忘年会」に白馬鑓ヶ岳の中腹にある「白馬鑓温泉」へ相棒と行ってきましたのでそのご報告です。
白馬鑓ヶ岳は、初回にご紹介した唐松岳の北東に連なる白馬三山の一つです。
その中腹2000メートルの地点にこの温泉はあります。
夏場は白馬鑓温泉小屋という山小屋があるのですが、10月初旬に店仕舞いするので、テント担いでの一泊です。
昨年も山の相棒と来ましたが、10月中旬でしたので夏山装備に少しの防寒装備で十分でしたが、今回は11月中旬ということでどの程度の冬山装備がいるのか心配でした。
雪山装備の3種の神器はアイゼン、ピッケルそしてかんじきかスノーシューですが、これにテントと食糧それに忘年会に必須のアルコールを詰めると20キロくらいになります。
60歳を超えて20キロを背負うのは、若いころから鍛えた本物の「山屋」さんならまだまだ問題ないでしょうが、私のような50歳からのポッと出の山好きにはかなりキツイので、少しでも天気が許せば軽くしたい!
この天気が問題で、毎日のように予報が変わります。今年も全国的に水害で大変な年でしたが、白馬地方も天候不順で11月中旬というのに雪が降るんだか降らないんだかどうもはっきりしない。
仕方ないのでフル装備で松本まで行き、ぎりぎりまで予報を確認して結局アイゼンのみ持って行くことにしました。これでも18キロはあります。
まあ、私も相棒も「呑兵衛」ですから酒類もフル装備で、ウイスキーから日本酒、ワインまで一通り持って行くので余計重い。これに今回は廣瀬さんご推薦の羊肉「ラム」700グラムと鍋セットが加わり、去年一度歩いたにも拘らず二人で30分に1回は休憩をとる「低速度」での登山となりました。
ついでに申し上げますと、小屋がないのでトイレも簡易トイレ持参です。
有難いことに天気は直前の予報がほぼ当たり、1日目の登りは好天でした。と言っても「いい天気だな」と思えるのはやっと温泉まで登り切って、振り返って山々の景色を見た時で、それまでは毎度のことながら「何でこんなに辛どいのに山に来たのか」とか「忘年会なら新橋でやればいいじゃん」といったことばかり思ってしまうんですが。
クタクタになりながらもテントを張り、夕飯の下準備をしてお待ちかねの「雲上の温泉」に入ります。この温泉、小屋がある時は小屋番さんが掃除も含め温度管理をしてくれるので問題ないのですが、もともとはかなり「高温」の温泉で無防備に入ると低温やけどになる代物。今回は雪も少ないのでどうかな、と思いましたが先客が簡単な掃除もして入浴されていたので即座にドボンでした。
同伴した山の相棒は「温泉大好き」人間で入浴時間がともかく長い!こっちは温泉でビールで乾杯すると早々に「ラム」が食べたくて仕方ないのですが、忘年会のシェフは例年相棒と決まっていますので、先に出て一人でテントでちびちびやるハメになります。
いつもこのペースですので肉が焼けたころにはこっちはかなり出来上がっており、結局何を食べたのかよくわからないうちに7時前にはシュラフに潜り込んでバタン・キューでした。
そのまま熟睡しましたが、さすがに7時に寝ますと夜中2時ころには一度目が覚めます。
テントのフロントを開けて「ちょっと用足しに」と這い出そうとしましたが入口のファスナーが開かない・・・。「うん?」と思ってよく見るとテントに何やら積もっている。
「雪」でした。眠っている間に雪が降り、4,5センチになっていました。
幸い大雪にはなりませんでしたが、前日の夏山のような好天がウソのようで、翌朝も霧が一面に掛かり、テント場は雪模様でした。
早朝もう一度温泉に浸かり、体を十分に温めてから無事下山となりました。
本格的な雪山はもちろん危険なのですが、持って行く装備は最初からフルなのでその点では判断ミスは起こりにくいといえます。それに比べ秋や春は「何をどこまで持って行くか」でいつも判断に迷います。できることなら装備は軽くしてその分ビールを持って行きたい。呑兵衛のスケベ根性ではありますが、判断を間違えると危険なので行く前はギリギリまで山専門の天気予報を含め4,5種類の天気予報を総合的に確認しながら装備を考えます。
テントの設営から撤去、食事の面倒から後片付け、下の処理まで基本的に自分が2日間を「生きる」ために必要なことすべてを自分でしなければならないこと。加えてこの「何を持って行くか」というリスク判断を常に自己責任で行う必要があるいうこと。この2つを山に10年登って学びました。
これからもトレーニングを続け、来年も登ってみたいと思います。
翌朝は積雪5センチ
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