こんにちは。塾長の鴨志田栄子です。
先日、居住している区にある年金事務所の予約相談に行ってきました。その体験について記したいと思います。
いつのまにか、年金をいただける年齢になっていました。
年金請求書が送られてきたのは、かなり前でした。
年金を受け取るには、受け取れる年齢の前日以降に請求書を提出するという手続きを踏まなければなりません。
請求書は、10枚のシートが簡易製本されています。
見開きで、左側に記入の仕方、右側が記入シートです。
「こんなに沢山記入するんだ! 大変だなぁ、面倒だなぁ」と感じてしまい、そのまま避けていました。
こんな状態で、あっというまに年金を受け取れる誕生日が来てしまい、あわてて、相談の予約をした次第です。
当日、私よりずっと若い女性の社労士の方が相談を受けてくださいました。
「請求書の記入の仕方を教えてください」という私に、テキパキと、「ここに、●●●を記入してください。」とトントンと進んでいきます。
結論は、記入欄に対して、私が記入した箇所は、全体の10分の1ぐらいでしょうか! いや、もっと少ないかも!
ほとんどが記入不要だったのです!
自分ひとりで請求書を作成するとしたら、記入が必要なのか不要なのかを判断するために、「記入上の注意事項」を読まなければなりません。それだけでも負荷が大きいです。
本業で多忙を極めている中、年金事務所に行くための時間を捻出するのは、正直、気が重かったのですが、待ち時間もなく、30分もかからずに、すべてを気持ちよく終えることができました。
相談を受けている途中、帰宅後に確認して記入する項目に、私が、印をつけようとすると
「最後に、私の方で附箋を貼りますから、大丈夫ですよ」と声がけをしてくださいました。
そして、提出が必要な書類についても、分かりやすく説明をしてくださり、返信用の封筒もつけてくれました。
「こんなに簡単だったんだ!」というのが正直な感想。
相談を終えて事務所を出ようとしたら、その方が追いかけてきて、「一つ、情報提供したいのですが……、お時間大丈夫ですか?」と。
「はい」と答えると、ロビーで「個人情報ですが、ここでお話をしても大丈夫ですか?」と気を遣ってくださいます。待っている人もいなかったので、なんの問題もなく、そこで話しを聞きました。
提供したい情報とは、私が自分の会社から受け取る給料の額と、年金支払い停止の関係。年金支払い停止にならない給与額の上限を教えてくれました。私にとってとても大事な情報です。
テキパキと、分かりやすく、短時間で、そして大事なことはすべて聞くことができ、年金事務所に対する印象が良くなりました。
当塾では、相談を受ける側の指導(経営相談の受け方)をしていますが、自分が相談する側の経験は、貴重な体験になりますね。
同じ士業の社労士さん、プロ意識を感じることができました。
ただ、1つ、年金事務所の対応でどうしても改善してほしいことがあります。この相談予約をしたいのに「予約受付専用電話」が通じないのです。
「ただいま混みあっています。後程、おかけなおしください」と一方的に切られます。何回電話をしても、つながらず、一方的に切られます。
ちょうど、家人が年金事務所に行く用事があったので、窓口で予約をしてきてもらいました。待たされてもいいので「順番におつなぎしますので、しばらくお待ちください」にしてほしいなぁと思います。
年金、今まで意識してこなかったけど、少額であっても、受け取れるって、嬉しいものですね!