皆さん、こんにちは。19期生の宇野毅です。先日、東京オリンピック・パラリンピックのボランティア研修に行ってきました。
東京オリンピック・パラリンピックでは2種類のボランティアが活動します。一つは競技施設や選手村などの大会施設で運営を支えるフィールドキャスト、もう一つは主要駅や観光地、競技会場の最寄駅周辺で国内外から訪れる多くの観客をお迎えするシティキャストです。
東京で行われる大会ということで、是非何かの形で関わりたいとの考えから昨年シティキャストに応募し、今年5月の面談・説明会を経て、この10月から始まった集合研修に参加しました。
この研修は1回約200名が集まる3時間のプログラムで、東京では10月から2月にかけて数十回開催されるようです。主な内容は、オリンピック・パラリンピックの歴史、大会概要、活動上のルールなどの説明です。私が参加した回は、私より年上のシニアの方が半数以上で、学生は意外と少ないなと感じました。
研修プログラムはハンドブックを用いての説明がベースでしたが、途中、動画でのメッセージも挟み、同じテーブルのメンバー間の意見交換、講義中に出されたクイズへの個人スマホを使った回答など、飽きさせない工夫がされていました。一番参考になったのは、多様な方々へのサポートの基本を学ぶパートです。多様性を認め受け入れる「ダイバシティ」、違いを尊重しその特性を生かしあう「インクルージョン」という概念の説明とともに、高齢者や車椅子の方、障害のある方への基本的なサポート対応について学びました。
私のテーブルは、NPOでスポーツイベントなどのサポートをされている方、大学2年の学生の方、私の3名でした。グループ単位での話し合いの時間に、他の2人にシティキャストの応募理由を聞いたところ、「日本でのオリンピック・パラリンピックに貢献したい。」「世界中から東京に来る観客の皆さんに『おもてなしの心』で接することで、喜んでもらいたい。」というようなことでした。私も同様ですが、会場にいる多くの皆さんが同じような理由で応募したようです。
この研修の後は、自宅でのeラーニング、4月からの役割別研修、6月からの配置場所別研修とまだまだ研修は続きます。来年のオリンピック・パラリンピック本番まで、楽しみながら学びたいと思います。