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認知特性のセルフチェック方法(3分間プレゼンの補足)

2022-10-21 12:00:00 | 22期生のブログリレー

こんにちは。

22期生の柴山宗馬(しばやま そうま)です。

10/2(日) 合宿2日目の3分間プレゼンでは、「認知特性」についてお話しする機会をいただきました。

お聴きいただいた皆様、ありがとうございました。

今回はその補足として、自分の認知特性を調べる方法をお伝えしたいと思います。

まず、3分間プレゼンをおさらいすると、要点として以下をお話ししました。

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1.誰にでもわかりやすく伝えているはずなのに、一部の人には伝わらない。

   その背景には、物事を理解し、表現するのに得意とする感覚の違いが隠れていることがある。

2.五感を中心とした感覚器から入ってきた様々な情報を記憶したり、脳の中で理解して表現する能力を神経心理学のことばで認知特性という。

感覚の得手不得手は4つに分かれ、多くの人はある程度バランス型だが、偏りがある人もいる。

 ・見るタイプ:図や絵をベースに理解し伝えることが得意

 ・聴くタイプ:音としての説明をベースに聞いて理解し、話して伝えることが得意

 ・やってみて感じるタイプ:実践して体感することで理解することが得意

 ・言葉タイプ:用語の意味や概念をベースに理解し伝えることが得意

3.「なぜか伝わらない人」は偏りがある人かもしれない。その人の得意な感覚が何かは、その人がどの感覚に頼ってアウトプットしているか観察するとよい。

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プレゼンでは4類型でお話ししましたが、学術の世界では3類型だったり6類型だったりと、統一された見解には至っていません。

とはいえ、ある程度生まれながらで決まっており、訓練で変えることは難しいと言われている点は共通しています。

特に発達障害や知能障害がある場合は、偏りが激しいといわれています。

 

では、自分の認知特性はどうなっているのか?については

下記の簡易診断ツールが著名なようです。

本田40式認知特性テスト

https://micri.jp/ninchitokusei/

このテストでは大分類 3 - 小分類 6の類型で簡易診断が可能です。

【視覚優位】

 ①カメラタイプ:写真のように、2次元で捉え思考するタイプ

 ②3Dタイプ:空間や時間軸を使って考えるタイプ

【言語優位】

 ③ファンタジータイプ:読んだり聞いたりした内容を映像化して思考するタイプ

 ④辞書タイプ:読んだ文字や文章をそのまま言葉で思考するタイプ

【聴覚優位】

 ⑤ラジオタイプ:文字や文章を「音」として耳から入れ情報処理するタイプ

 ⑥サウンドタイプ:音色や音階といった音楽的イメージを理解・処理できるタイプ

私の場合は画像のような結果になりました。

このテストツールは、あくまでも書籍を通じたブランディングツールとして簡易的なセルフチェックができるという程度のものであり、決して鵜呑みにはできません。

しかし、ツールの中でどういった質問をされるか?自己認識とチェック結果にどういった差異があるか?を踏まえ、日々の自分のアウトプットがどの感覚に頼っているか?振り返ることで精度を高めた自己診断ができるかと思います。

私自身、発達の偏りやコミュニケーションについて指摘されてきた中で、一つ腑に落ちた自己分析のやり方でした。

自分の説明がなぜかある一定の層には伝わらない...ともやもやしている方は、是非やってみてください。

 

<その他参考Webサイト>

認知特性の解説は、以下のサイトが程よく学術的です。

・認知特性 | 認知機能の見える化プロジェクト

 https://cogniscale.jp/characteristics/

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まことしやかな言葉遣いは無責任

2022-10-20 01:45:21 | 22期生のブログリレー

16期生の大石泰弘です。

「体系的に」「計画的に」「仮説を立てて」「まず信頼を築いて」「一覧表に整理して」
「適切なフレームワークで」といった言葉で経営者に助言をしているつもりになっていることに
今さらですが気づきました。

こういう言葉を使っている時、自分の理解が不十分だったり、具体的な解決策が考えられ
ないときであるようです。
こんな助言で行動を起こせて解決できる経営者なら、そもそもコンサルタントに相談しません。


経営コンサルタントの仕事はクライアントの問題解決なのに、クライアントが解決の行動を起こせ
ない助言で満足しているのは、コンサルタントとして無責任だったと反省しています。

クライアントに助言するときや、自分の理解や考えが十分かどうかを確認したい時は、中学生でも
理解できる言葉で表現できるか確認することにしました。

以上

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鉄道ファン

2022-10-19 12:00:00 | 22期生のブログリレー

22期生の塩谷です。

この2か月ぐらい150年という言葉をよく耳にしませんでしたか。そうです1872年10月14日に国内で初めて鉄道が走ってから、今年はちょうど150年、150というのはその記念の年数です。様々な記事や催し物を見かけた方も多いと思いますし、これをお読みになっている方の中には鉄道好きの方もいらっしゃると思います。私はマニアまでではありませんが、鉄道に乗るのが好きであちこちのローカル線に乗っています。

特に最近は北海道の電車によく乗ります。私が北海道出身であることに加え、赤字路線が多く、路線がどんどん廃止になっていく、或いは廃止になる可能性が高いためです。北海道は1880年に初めて鉄道が走り、1964年には約4000キロにもおよぶ路線が道内に張り巡らされていました。全道にある主な地方都市をぐるりと結び、そこから枝葉のように支線が伸びていましたが、支線がどんどん無くなり、2016年には約2500キロまで減少。このうち更に半分についてもJR北海道は維持が困難としており、地方都市を結ぶ路線でさえ存続が危ぶまれています。

前置きが長くなりましたが、今年の夏休み、一人で女満別空港に降り立ち、カーリングで有名な北見から石北本線に乗って、旭川を経由して留萌まで行ってきました。今回の目的は2023年3月に路線の半分が廃線になる留萌本線(留萌〜石狩田沼が廃止)に乗るためです。

留萌で宿泊し、レンタカーで増毛という隣町まで行き、増毛駅舎跡にも寄りました。6年前までは留萌〜増毛間も鉄道が走っていましたが、残念ながら乗ることは出来ませんでした。増毛を聞いたことない方も多いと思いますが、1981年には、高倉健主演の映画である『駅 STATION』(えき ステーション)が制作され、髪の薄くなった方が増毛駅の入場券を買い求めたとの話も聞いたことがあります。駅前には観光施設があり、高倉健が撮影したという場所も残されていました。明治から昭和のはじめにこの地を大きくした旧商家丸一本間家(建物は国指定の重要文化財)があり、呉服問屋、漁業、海運業、醸造業など、町に必要な産業を築いた本間泰蔵という人がいました。北海道では國稀という超辛口のお酒が飲まれていますが、これは当時の地元漁師を中心とした働く人のために作られたお酒です。

増毛駅舎跡には、多くの列車が泊っている写真が飾られており、賑わいがあったことを忍ばせます。北見もそうでしたが、夜にはあまり人の歩いていない街、空き家ばかりの商店街。北見駅前には北見信用金庫の綺麗な本店が立ち、増毛や留萌は留萌信用金庫が地元企業を支えていますが、そこで活躍されている診断士の方はどんなアドバイスをされているのだろうと興味を持ったりもしました。

北海道の各所を眺めていると、北海道に鉄道が出来たのは、石炭などの鉱山資源や鮮魚、材木、必要な物資を大量に早く運ぶために作られたものが多く、人よりも物資を運ぶことが主の鉄道も多いです。石炭が石油に材木も輸入品に変わって、そのニーズが無くなり、今でも鮮魚を運ぶニーズは残っていますが、こちらはトラックや飛行機など他の手段に変わりました。人も車の方が便利だということになります。

このまま行くと、北海道の鉄道で残るのは、2030年度末に札幌まで延伸予定の北海道新幹線と新千歳空港〜札幌などの何路線だけになるのではないでしょうか。私のような鉄道に乗ってのんびり地方をまわるのが好きな人間はこれらの楽しみがどんどん無くなるのは本当に寂しい。鉄道好きな人がいる間ぐらいは残っていて欲しいと思います。でも、鉄道のみならず、もっと地方に人が住むためには、観光だけではなく、多くの人が生活できるための産業がないと、鉄道だけではなく、人も住まない地域ばかりになってしまう、本間泰蔵のような人が現れないかと改めて感じる旅でもありました。

最後に些末な感想です。留萌本線は混んでいて驚きました。大小様々なカメラを首から下げた男性たちが同じ路線を1日に何往復も乗っているからです。でも、それ以上に驚きだったのは、そんな人たちを気にも留めることなく乗り降りしている地元の高校生です。撮影に必死の鉄道ファンをよそにこれからを生きようとしている高校生の皆さんにとって、鉄道は懐かしむものではなく、未来に向かって成長するための一つの乗り物でしかありません。廃線を寂しがっているのは、私のような一部の鉄道ファンばかりなのかもしれません。本日もお読みいただきまして、ありがとうございました。

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中田敦彦のYouTube大学

2022-10-18 12:00:00 | 22期生のブログリレー

読者の皆様、こんにちは。17期卒の渡邉大輔です。

私は現在岡山県に住んでおり、完全な車社会で生活しているのですが、
最近は移動時間のほとんどをYouTubeを流しています。

なかでも、中田敦彦のYouTube大学に一番はまっています。
チャンネル登録者数490万人を誇る有名チャンネルなのでご存じの方も多いかと
思いますが、オリラジの中田敦彦さんが本の紹介をする内容となっています。

時事問題やら歴史・お金等様々なジャンルがあるのですが、私のお気に入りは古典文学です。
中でも『カラマーゾフの兄弟』は面白かったです。言わずと知れたドストエフスキーの名作ですね。

ずっと前から何となく気にはなっていたけど、読むのはしんどいなーと思っていた本です。
でも中田敦彦さんの解説を聞いてとても距離が縮まり、読むことを決意しました。
動画の中でもありましたが、村上春樹さんも「世の中には二種類の人間がいる。『カラマーゾフの兄弟』を読破したことのある人と、
読破したことのない人だ。」と言っているそうです。
あえて内容には触れませんが、古典文学でありながら、現在においても考えさせられる内容のある深い話だな、と思いました。

この様に、まずは動画を見て面白そうだったら本を実際に読む、というスタイルになってしまいました。

You Tube大学を見て、中田敦彦さんのプレゼンの上手さに感心させられます。基本的には、要点だけが書かれているホワイトボードに沿って
中田さんが説明をしていくのですが、約40分~1時間の動画があっという間に感じます。お笑い芸人だけあって、難しい内容も面白おかしく
話してくれながらも、要点はしっかりおさえているので聞き流すだけでも頭に入ってきます。なので、運転中に流していても安全です笑
見たことのない方は是非一度見てみてください。

このチャンネルを見ていて似た様なプレゼンを以前やらされたな、と思い出しました。

そう、稼プロ!の講義です。3分間プレゼンや15分間スピーチ等ありましたが、いつもパワーポイントの使用は不可で、レジュメだけを基に
話をさせられました。鴨志田前塾長からは、資料の見栄え等に頼らず、内容をきっちり考える様にご指導頂いたことをはっきりと覚えています。

稼プロ!では良い学びをさせてもらっていたのだな、と改めて感じました。今度セミナー等する時には初心に戻ってパワーポイントを使わず
レジュメだけで話してみようかなと思っています。

それでは本日はこの辺で。

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雑談の力!

2022-10-17 12:00:00 | 22期生のブログリレー

こんにちは!

22期生の小山 亨二です。

さて今日は、先日の合宿でOB清水康裕さんから戴いた著書『本当に愛される職場のつくり方 エンゲージマネジメント』から気づいたことを書きたいと思います。みなさんは もうお読みになりました?そしてお約束のAmazonサイトに投稿しましたか?(私はまだ投稿していませんが。。。)

大変分かり易い構成と表現で、いろいろ勉強になることが多々ありますが、特にその中の一つの文章に ピーンと来るものがありました。それはP41『そうすると何気ない雑談からヒントを得る機会が減ります。』です。そう”雑談”です。広辞苑では「さまざまの談話。とりとめのない会話。」と説明されています。コロナ禍と急速なIT革新・普及により、さらに効率化が追求された現在では、在宅勤務やWEB会議が増え、主旨とは関係のないコミュニケーション機会が減少、何気ないやり取りが無くなっています。本来ならば効率が上がって喜ばしいことですが、そうとも言えないことが次に指摘れています。『発送(?「発想」の誤植では)というのは、個人で生み出すよりも、大勢でアイデアを出し合い、議論を通して質を高め合うことが重要です。』と。つまり”雑談”は、自分では思いつかない気づきの機会という捉え方もできます。そう言えば私自身も 何気ない会話で、それまで悩んでいたヒントを得たことや自分で思いついたことを 改まらずに確認できる機会として利用していました。今後 不透明な環境の下、これまでの延長線上では企業も個人も生き残ることができず、成長していくためには新たな発想や手法が欠かせないことは明白ですので、”雑談”が将来のためにも貴重な機会であることに気づきました。

しかし振り返ってみると 私自身 幼少の時からよく喋り、大人になっても プライベートだけでなく仕事上でも良く”雑談”をしていました。改めて なぜ”雑談”をしていたかをよく考えてみると、前段のヒントを得る機会の他に3つのことが浮かび上がります。一つ目は、円滑なコミュニケーションや良好な関係を築きたいため、相手の気分や状態、関心ごとを探る時ときに使っていました。二つ目は、自分自身を覚えてもらうことです。嫌味がなく、笑いも取れるため、そう言えば複数の雑談ネタをいつもストックしていました。そして最後の三つ目です。これは性分かもしれませんが、受け身状態が嫌なので 自分主動でいたいということなのでしょうか、次から次へと連続的、または非連続で雑談しています。前の職場では、よく「うるさい」とも言われていました(笑)

但し、口だけでなく、観察眼や頭の回転も知らないうちに鍛えられますので、良いことは多いと思います。こんな時代だからこそ、今後も意識をして”雑談”機会を設けていきます! みなさんも 周りの人に迷惑を掛けないよう ”雑談”に励んでみてはいかがでしょうか。

コメント (2)
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