CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【ドラマ】鬼平犯科帳 本所・桜屋敷

2024-06-04 21:02:15 | ドラマ映画テレビ感想
先日見た映画の前日譚を、なんとテレビでやってたらしく
知らないで見逃してたんだが、幸い、KBS京都でやってくれたので
ありがたく見終えたのでありました
そうか、これ見てから映画見たかったなと思ったんだが
まぁ、それはそれ、二本を通しで撮っていたんだなと思うと
時代劇の火がまだ消えてない内にという焦りみたいなものも感じたわけだが
それはそれとして、新しい鬼平世界を堪能したのでありました

話しとしては、本所に鬼平が帰ってきて、
火盗の頭になったというあたりからの話しで、
敵役でもないが、いい盗人役でマツケンが出てたりして
やたら豪華なのがすごくよかった
殺陣に関しては、マツケンがやられるというのが新鮮な気がしたんだけども
考えてみれば、結構なお年なので大変であったろうと思いつつも
いわゆる、暴れん坊殺陣ではないそれだったので
安心しながら見たわけだが、まぁ、そこはさておいて
とりあえずは、鬼平のキャラを見せる、その一点であった話しだと
見ていてほれぼれしたのである

血闘の方でも思ったことだが、やっぱり、本所の鉄が華奢というか、
上品すぎて違うなーと思ってしまうのだが、
精一杯に演じられていたので、その内年齢を重ねて貫禄が出てくると
若い頃の役ながら、その若さが追いつくんじゃないかと期待したくなる感じであった

しかし、今回の話しは、どことなく梅安先生案件みたいな感じで、
女が独特の悪となり、その憐憫ではない救われないものを描いていて
凄く気まずいが、面白い内容で見入ってしまった
まだ、鬼平を掴み切れてないせいか、いまいち、女の迫力に鬼平が負けているといってはアレだが、
通じないというところのやるせなさが、ちょっと足らないように見えてしまったけども
まぁ、それはそれとして、かつての知った女がそうなってしまったという
その悲惨さと、その末であるというところが、見事に演じられていたので
女優さんがすげぇなと感心したのである
梅安の妹みたいだったわ、本当、池波先生はああいう女性の描き方が上手すぎるのか、
それをやる女優さんも見事に演じ切って、実に花のある物語になるなと感激するほどでありました

結構派手な殺陣が多いし、見せ場、見せ方も大きいので
見ごたえがあるのだけども、もうちょっとこなれて
さらにばっさばっさな殺陣を見たいなと思うところ
後ろの敵の刃を、かついだ形で裁くというのが素敵ではあるが
そういうのの他に、鬼平らしく、ばさばさと、雑魚を叩いて落としていく
テンポのいいそれを見たいなとも思ったりしつつ
新しい鬼平の殺陣を形にしてほしいなと
やっぱりいいものを見たと思ったので
なんとしても続けてほしいと書き留めて、念を送っておくのである
役者も若くそろえたんだから、なにとぞ続編を


最新の画像もっと見る

コメントを投稿